「人魚症候群」の少女 ― 両脚が“結合する”極めて珍しい奇形

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■奇跡の子、ミラグロスちゃん

sirenomelia_3.jpg画像は「YouTube」より

 2004年、フニン県のワンカヨという街に生まれたミラグロスちゃん。スペイン語で「奇跡」を意味する名前を与えられた彼女の両脚は、結合しながらもそれぞれの骨や筋肉組織が維持されていたため、医師は早期の分離手術を提案。そして2006年9月、ペルー全土から集った8人の有能な外科医たちにより、ついに手術が執り行われた。

sirenomelia_2.jpg画像は「YouTube」より

 医師たちは、あらかじめミラグロスちゃんの脚にシリコンバッグを注入して皮膚を伸ばしておき、分離面の傷口を伸びた皮膚で覆うという手法を採用、見事に手術を成功させた。術後の経過は良好で合併症もなく、ミラグロスちゃんは数週間後に初めて歩くことができたと伝えられている。ただし当時の英「BBC NEWS」によると、分離手術を乗り越えた彼女には、その後も消化器官や尿管、そして性器の再建手術、さらには長期にわたる厳しいリハビリが待ち受けていたようだ。ミラグロスちゃんの父親は、当時のインタビューに次のように答えている。

「数年後には、彼女が他の子と同じように歩き、幼稚園で学んでいることを願っています」

sirenomelia.jpg画像は「YouTube」より

 その後、2012年にペルー紙「La Republica」などは、ミラグロスちゃんの状態について「毎日3度の透析と、腎臓移植を必要とする身体」と報じた。しかし彼女は、決して悲嘆に暮れることなく、人々の支援を受けながらも前向きに人生を歩んでいるようだ。写真の表情からは、何度も困難を乗り越えてきたたくましさが滲み出ている。現在のミラグロスちゃんが、健康で幸せな人生を手に入れていることを祈るとともに、「人魚症候群」の研究が進展することを願いたい。
(編集部)


動画は「YouTube」より


参考:「NBC NEWS」、「BBC NEWS」、「La Republica」、「Oddity Central」、
   「The Daily Mail」、ほか

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