【衝撃科学】「運動のことを考えて座っているだけで、筋肉が鍛えられる」(米・研究)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
関連キーワード:

,

,

,

■運動の代わりになる“脳内エクササイズ”

 実は、今回の研究のアイデア自体は新しいものではない。神経科学の分野では、脳と身体は共に進化してきたと考えられており、脳や筋肉が独立して機能しているように見えても、実際には緊密な関係があるとされてきた。

 実際に、10年前にも既に同様の研究が進められており、全米有数の病院であるクリーブランド・クリニックにおいて、脳内エクササイズが指の筋肉を35%強化したという報告があった。また、5年前にも、ワシントン大学でも、脳内エクササイズによって実際のエクササイズで活動する脳の部分と同じ部分が活動していると発表している。今回の研究はこれらの研究結果を補強し、運動における脳と筋肉の連携について確かな知見をもたらしたと言えるだろう。

 運動不足や加齢などで筋肉が衰えるのは必然であり、それに対して脳内エクササイズだけで対応可能かと問われれば、それは否である。しかし、楽して最大の効果は得られないの当然として、運動できないような状況でも運動のことを考えるのは無駄ではないことを覚えておいて損はなさそうだ。
(文=杉田彬)

参考:「Scientific American」、「Journal of Neurophysiology」ほか

関連キーワード

コメントする

画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。