恋人をバラバラにした16歳の少年に“影響を与えたモノ”とは? 英国で実名報道された残酷な少年犯罪!

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■有名ドラマに感化されていた!? 

 逮捕直後、スティーブンは警察の取り調べに対して、アメリカの『デクスター 警察官は殺人鬼』というテレビドラマに影響を受けたと供述。部屋からは『デクスター』のDVDボックスが発見され、スティーブンがエリザベスに対して、「オレとデクスターの性格はとてもよく似ている。共通点が多いんだ」と語っていたという友人の証言もとれた。

『デクスター』は、「マイアミ警察の血痕鑑識官デクスター・モーガンが、法律の網の目をすり抜けて殺人を繰り返す凶悪犯たちを捕獲して殺害し、記念に彼らの血をコレクションする」というクライム・サスペンス。毎回、血まみれのグロテスクなシーン、セクシュアルなシーン、地上派では放送されない禁止用語が台詞の中にあるため、アメリカでは17歳未満は視聴しないようにという「TV-MA」に指定されている。

・10歳の弟を殺した17歳少年

ed-311_3thumb.jpg画像は、アンドリュー「cbsnews」より

 実は、2009年にもこの『デクスター』に感化された少年が殺人を犯す事件が発生している。2009年11月28日、アメリカのインディアナ州の小さな田舎街で17歳のアンドリュー・コンリーが10歳の弟、コナーの首を絞めて殺害。逮捕された直後の取調べで、「知ってるかな。ショータイム局で放送されている『デクスター』。デクスターは悪い人たちを殺す連続殺人鬼なんだけど、彼になったような気分だよ…彼のような気分だ」と言い、ドラマの主人公に強い憧れを持っていることを明かした。

 アンドリューは、中学生の頃から人殺し願望を抱くようになり、犯行の数週間前、ガールフレンドに、「ドラマのような連続殺人鬼になりたい」と打ち明けていた。精神鑑定では、幼児期から精神障害を患っていた可能性が高いと診断されたが、犯行時に責任能力はあると見なされ、保釈なしの終身刑が言い渡された。

 感情の表出が乏しく、「人間がなぜ喜んだり悲しんだりするのか、自分には理解できない」と何事にも無関心なアンドリューだが、収監後も『デクスター』には強い関心を抱き続けた。面会に訪れた友人に最新エピソードの内容を聞き、「すげぇ。とうとうあの人を殺したのか」「デクスターも逮捕されるってことだよな? 超クールじゃん」と大興奮していた。

 しかし、スティーブンの場合、『デクスター』を見てあのように人を殺したいという欲望を抱くようになったかもしれないが、アンドリューのように突発的なものではなかったと検察官は主張。「計画された上での殺しだった」「姉の帰宅が遅ければ、計画した通りに遺体を処分しただろう」と指摘した。

 スティーブンは殺人容疑で逮捕された後、精神保健福祉法により精神鑑定を行うため精神病棟で拘束。その際に行われた精神鑑定では、「統合失調症ではないため刑事的責任能力はある」とされ、幻聴や「エド」という人格は精神的不安から出たものであり、自閉症であることも多少関係すると診断された。

 サリー州のギルフォード・クラウン裁判所は昨年10月、スティーブンが、ホラー映画や死を連想させる気味の悪いものに魅せられており、『デクスター』を見習い殺人をしたいと思っていたと述べたうえで、「本件は滅多に起こらない残虐極まりない殺人事件だ」と言い、殺害の罪を認めたスティーブンに対して終身刑を言い渡した。

 裁判が行われていた間中、無表情で感心のないそぶりを見せていたスティーブンは、判決が下ったときも涼しい顔をしており罪悪感のかけらもないといった様子だったと報じられている。

 なお、終身刑であるものの25年後には保釈申請可能という条件がついているため、40歳過ぎたスティーブンが刑務所から出てくる可能性があるとのこと。しかし、何年たとうが彼の「人を傷つけたい。殺したい」という願望は無くならないだろうという世間の声は多く、2040年前にスティーヴンの保釈反対運動が行われることは間違いないだろうと見られている。

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