16歳少年が15人を殺害した悲しい理由 ― 家族、友人…殺しまくったエリックの「地獄の30分間」

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 母親、義父、異父弟を殺害して解放的な気分になっていたエリックは、翌24日の朝7時15分、唯一の友人であるアランの自宅に到着した。呼び鈴を押し出てきたアランの母親に彼と話がしたいから起こして欲しいと頼み、2人は庭に座って長い時間話をした。エリックはアランに何かを頼んでいたようだが、アランは渋い顔をしており、最終的には断り、家の中へと向かった。エリックはその親友の背中に複数回銃を撃ち殺した。

 すでに4人の人間を殺害したライフルを持ったエリックは慌てることなく、また、顔色を変えることもなく、歩き出した。そして、目に入ってきた人々を無差別に銃で撃ち始めた。あまりにもエリックが普通だったこと、また狩猟のシーズンだったためライフル銃を携帯している人が多かったことから、エリックは誰に怪しまれることがなかった。まだ16歳の、あどけない顔をした少年であることも、彼にとってプラスに働いた。エリックは普通に歩きながら、淡々と次々と人を銃殺していったのだ


■悪夢の30分間

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 まず、48歳のジネット・ヴィアレットを開いていた窓の外から射殺。ゴミ出しをしていた77歳のデニース・オットーを射殺し、夫のジーンの肩も撃ちぬいた。その後、夫と一緒に道を歩いていた老女を撃ち、自分の前を歩いていた兄弟を撃った。さらに、再び開いていた窓から家の中にいた59歳のロドルフ・インコルヴァラを射殺。道を渡り、新聞を買いに出ていた81歳のマリオ・パギャニの腹部と頭部を撃ち、射殺。続けて、カフェの前にいた41歳のモハメド・マーラドを射殺した。その後、ATMで現金を下ろしていた59歳のマリウ・ブドンと62歳のアンドレ・トゥーレも射殺し、その側で愛犬プードルの散歩をしていた65歳のアンドレ・コレッタを撃ち殺した。そして最後に、15歳のパスカル・ムスタキを撃ち殺した。

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 通報を受けた警察は、8時になりぞろぞろと到着。学校の前のイトスギの木の側にいるエリックを包囲したが、すでに彼は自殺していた。自分で自分の頭を撃ちぬいたのだ。目撃者によると、エリックは無差別殺人を行っている間、とても穏やかで落ちつきながらライフルに銃を詰めていたとのこと。頭を狙って銃を撃っており、足を撃ち即死しなかった被害者の前にわざわざ戻ってきて頭を撃ちぬき殺すということもした。無駄に乱射することはなく、使用したのは40発だけだった。

 同年10月23日、エリックに撃たれ重傷を負い入院治療を受けていた68歳のジャンヌ・ロジエロが死亡。翌年3月2日には68歳のピエール・マリリアーノがエリックに撃たれた傷が原因で死去。エリックが殺害した数は15人となり、1989年7月12日にルクシオールで14人を殺害したクリスチャン・ドルニエを上回ったとフランスを震撼させた。

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 人口7000人ほどの小さな町で起こった無差別殺人事件。もし、エリックがずっと祖母に育てられていたのなら、もし、エリックが事件を起こす直前に計画していた家出ができていたのなら…。このような事件は起こらなかっただろう。また、もしエリックがアランからほしいものを手に入れていたのなら、家族以外の人間は殺されずにすんだのかもしれない。一体、アランに何を頼んでいたのか? 2人とも死んでしまった今では知る由もない。

crimescene0313-3.jpg殺害地域

 心に闇を抱え、穏やかな表情で道行く人の頭を狙い撃っていったエリックを助ける手段はなかったのか、フランスでは論議されたが、「何があったとしても15人を射殺することは許されることではない」という結論に達した。そして、わずか16歳で未成年だったエリックのことを、最悪の無差別殺人鬼と呼ぶようになったのだった。

動画は、YouTubeより

【シリアルキラー・猟奇殺人 完全紹介シリーズはコチラ】

参考:「murderpedia

コメント

1:匿名 2018年7月20日 21:47 | 返信

子供は周りの人間が救わないと。

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