【閲覧注意】事故で“顔面崩壊”した美女、衝撃の素顔 ~全てを狂わせた飲酒運転~

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 飲酒運転――。このフレーズを聞いて、肯定的な反応をする人が一体何人いるだろう。記憶に新しい2006年、福岡市の職員が起こした飲酒運転事故により、3人の子供が命を落としたニュースは世間を震撼させ、その後の道交法改正と重罰化につながったほか、事故を起こした人間に対する社会的制裁も明確な基準(原則として即座に懲戒解雇・懲戒免職など)が設けられることとなった。それほど「飲酒運転」が危険で、全ての関係者の人生に影響するからである。

 しかし、ほとんど死んだに近い状況から無事生還を果たすも、体のパーツ、それも人として最も目に触れる顔を失ってしまうとどうなるのだろう。今回は、アメリカ・テキサスで起きた凄惨極まる飲酒運転による事故例から、惨劇とその後の一部始終をご紹介したい。


■友人の誕生日パーティからの帰りに起きた事故

【閲覧注意】事故で顔面崩壊した美女、衝撃の素顔 ~全てを狂わせた飲酒運転~の画像1事故前のジャクリーン・サブリドさん 画像は「YouTube」より

 事故が起きたのは1999年、いまからおよそ16年前のこと。友人の誕生日パーティからの帰路、6人の若者が乗った車が交通事故に遭い、うち2人がその場で死亡、1人は大ヤケドによる重症を負うという大事故だった。そしてこの、大ヤケドを負ったのがベネズエラ・カラカス出身で当時21歳の女の子、ジャクリーン・サブリドである。

 ベネズエラ出身の彼女は、父親が経営していた空調設備のビジネスを引き継ごうと、母国を離れテキサス大学オースティン校で機械工学を学ぶ女子学生だった。

 1999年9月19日の夜、ジャクリーンはテキサス州オースティンで行われていた友人の誕生日パーティに参加し、その数時間後、友人らと車で帰宅していた。運転していたのは当時18歳だったレジー・ステフィーで、彼もまたパーティで仲間と同じように飲んでいた。そう、飲酒運転である。

 事故が起きたのは明け方4時ころ、酔ったレジーが運転していたSUVはハンドル操作を誤り中央線を越え、しばらくの後に反対車線を走行していた車と衝突、まもなく炎上した。

 車に乗っていた友人のナタリアとゲレロは即死、ギルとダールは軽傷を負い、運転していたレジーは無事だった。しかしここで誰よりも酷い事態となったのがジャクリーンだった。衝突によってフロント部分がメチャメチャに大破した車の中で、シートに挟まれ身動きがとれなかったジャクリーンは、到着した救急隊の果敢な消火活動の中、なんと45秒間も炎にさらされ、全身の60%にもおよぶ広範囲に第三度熱傷(third degree burn)を負ったのだ。

■髪、耳、鼻、唇、まぶた…顔面崩壊したジャクリーン

【閲覧注意】事故で顔面崩壊した美女、衝撃の素顔 ~全てを狂わせた飲酒運転~の画像2全身の60%にヤケドを負う… 画像は「YouTube」より

 この大参事と大ヤケドによって、ジャクリーンはほとんど焼死に近い重症を負った。事故当時の状況でジャクリーンが覚えていることといえば、彼女を病院に救急輸送するために訪れたヘリコプターの音だけだったというほどで、担当した医師を含め、多くの人間が期待を持てない状況だったものの、なんとか一命をとりとめた。しかし彼女は、髪、耳、鼻、唇、左まぶた、ほとんど全ての視力、両手の指を失ってしまう。人としてはもちろん、見た目を気にする年頃の娘にとっては絶望的ともいえる状態だ。

 それでも彼女は最大限の回復に望みをかけ、100回を優に超える手術を受けた。なんとか人として一般的な生活を送ることができるようになるまでに、かかった医療費は500万ドル(日本円にして現在のレートで6億円ほど)に及び、加入できる健康保険もなくなってしまった。

 そんなジャクリーンを心身ともに慰め、つきっきりで看病していたのは、妻と離婚後に男手ひとつで彼女を育ててきた父親のアマデオだった。

 娘の事故後、ベネズエラを離れ娘の看護に専念したアマデオ。嘆き悲しむ彼女の体のケア、そして話し相手として、ずっと傍にいたのだという。

 そんな父のサポートもあって、ジャクリーンはみるみるうちに回復していった。それでも見た目が以前のように戻ることはないのだが、彼女は自身の体験を踏まえ、現在では多くの地域で飲酒運転撲滅のキャンペーンアイコンとして、その容姿と経験を役立てようと壇上に立ち続けているのだ。


■全てを狂わせた事故の果てに……

【閲覧注意】事故で顔面崩壊した美女、衝撃の素顔 ~全てを狂わせた飲酒運転~の画像3TV番組に出演したジャクリーン 画像は「YouTube」より

 事故からおよそ16年、人生これから、というときに起きた悲惨な事故によって、彼女は普通の暮らし、夢、女性としての喜びも失った。しかし現在36歳となった彼女は、自分でも何かできることはないかと、キャンペーンや公式サイトを通じて、多くの子どもや若者に向けてメッセージを送り続けている。ときには旅行に出かけることもあるそうだ。

 事故後しばらくは嘆き悲しんでいた彼女だが、ここまで生きてこれたこと、そして精神的に成長したことについては担当医師が驚くほどであり、社会に受け入れられたからこその成長なのだろう。

 一方、運転していたレジーはというと、2001年に2つの罪で有罪判決を受け、2万ドルの罰金とともに刑務所内で7年間服役したのち、出所している。当時18歳だったレジーも、たった1つの誤った決断が、何人もの人生を狂わせたことで自分を許せないと語っているが、本人も当時は、運動部の奨学金で大学へ通うことを夢みていた若き青年の1人だったのだ。しかしもう、そんな人生は彼に用意されていなかった。

 この一件で、ジャクリーンはたいそうレジーを恨んでいるに違いないと誰もが思っていたが、意外にもレジーを許しているのだという。「彼は完全に私の人生をめちゃめちゃにしたわ。でも、彼を許した。レジー、私はあなたを嫌ってなんかないのよ」と彼女は言う。

 想像してみてほしい。あなたがもしジャクリーンの立場だったら? もしくは、加害者となってしまったレジーの立場だったら?


 近年、ここ日本でも飲酒運転に対する罰則、世間からの風当たりが一層強まっている。根絶できる日までそうあるべきだし、せざるを得ないはずだ。知っての通り、飲酒運転はドライバーのみならず車両を提供した人、同乗者、すすめた店主なども罪に問われることになる。これは刑事罰のみの話だが、「バレたら捕まるからやってはいけない」という筋書きの話ではないことも当然お分かりだろう。あなた、もしくはあなたの大切な人が第二のジャクリーンとならないためにも、今一度心に刻んでおいてほしい。
(文=ODACHIN)

参考:「Dear Drunk Driver.com」、「Wikipedia」ほか

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