「NHKだけ映らないアンテナ」研究者に聞いた! 我々が逃れられない「NHKの呪縛」とは?

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■NHKだけが映らないTVがついに登場?

 引っ越しをすると、どこからともなく現れるのが“NHKの集金人”である。

 いまどきの日本で、TVを持っていない人など滅多にいない。そのうえ日本国内ではNHKの電波を受信可能な設備をもった人は、すべてNHKと受信契約を交わさなければならないというヘンな法律「放送法」がある。

“NHKの電波を受信可能な設備”というのは、なにも普通のTVに限らず、TVチューナーが内蔵されたPCも含まれる。だから新築や引越しで新たな家庭を持てば、そこにTVがあるのは当然だと考え、NHKの集金人が受信契約を結ぼうと現れるのだ。しかしTVを持っていたとしても、我々が必ずNHKの番組を見るとは限らない。ではなぜ、見もしないチャンネルの受信料を払わされるのか? 昔からNHK受信料の支払いに抵抗を続ける人はいたのだが、そんな受信料不払い運動をする人たちに大きな希望が生まれた。

 それは

NHKだけが受信できなくなるアンテナフィルター

 が開発されたからである。

■NHKが映らないアンテナ? その正体とは?

 このフィルターは、筑波大システム情報工学研究科の視覚メディア研究室で、同研究室の掛谷英紀准教授の指導の下で開発された。すでにこのニュースを知っている人も多いかもしれないが、記事の多くは“NHKが映らないアンテナ”として紹介をしている。

 しかし実態はTVとTVアンテナの間に取り付け、NHKのTV電波帯をカットする「フィルター」なのである。このフィルターを付けると、NHKの電波はTVでは拾えなくなるので、当然NHKを見ることはできなくなる。だからこのフィルターを設置したTVは放送法64条でいう、

「(NHK)放送受信目的でない設備」

 に該当し、NHKとの受信契約を結ばなくてもいいとなるのだ。

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