【近未来、人類滅亡】聖書にハッキリ書かれていた? 地球の滅亡原因とは?

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 この選別の時を「審判の日」(the day of Judgment)、「最後の審判」(Doomsday又は last Judgement)、「終末の日」(Doomsday)などと呼ぶ。

 イエスはこれらの言葉をすべて語り終えると、弟子たちに言われた。

「あなたがたも知っているとおり、二日後は過越祭である。人の子は、十字架につけられるために引き渡される。」(マタイ26・1~2)

 むろん、磔にされたのはイエス自身であることから、この「人の子」が彼を意味していることは明白だ。また、イエスは最後に自身の運命をも予言し、的中してみせたわけで、これが終末予言の信憑性を高める効果をもたらしている。


■人類を絶滅寸前まで追いやる「大艱難」の正体とは?
 
 以上がイエスの予言のほぼ全容である。開祖のイエス自身が、まるで見てきたかのごとく、壮絶な「世界の終わり」を予言している――それがキリスト教なのである。

 アメリカのWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)と呼ばれる人々は、このような話を、子どもの頃から繰り返し、読み聞かされて育ってきたのだ。

 もしかすると、オカルトだ、荒唐無稽だ、非科学的だ、と拒絶反応を示される方もいるかもしれないが、私としては、肩の力を抜いて、あくまで「教養の一つとして知っておいても損はない」という程度の気持ちで臨むのが、ちょうどいいと考えている。

 個人的には、最後のジャッジに対して、あまり感心しない。いかに悪人といえども「永遠の火に入る」とか「永遠の罰を受ける」というのは、あんまりではないか。しかも、このような終末予言が民衆支配に利用されてきた事実にも警戒せざるを得ない。

 ただし、イエスがなぜ遠い未来を観ることができるのかという、そのメカニズムに関する考察はまたの機会に譲るとして、予言の記述から察するに、彼が脳裏において何らかの破局をありありと“目撃”していた事実までは否定できない。よって、鵜呑みにすべきではないと断りつつも、一種の知的嗜みとして、イエスが実際に何かを幻視したのだと仮定し、それを推測して「大艱難」の正体を探ってみるのも、一興ではないだろうか。

 というわけで、今から約二千年前、いったい、イエスは何を幻視したのだろうか? 

 ズバリ、小惑星の衝突ではないか、というのが私の推測だ。

 理由は、記述からすると、極めて瞬間的な出来事であること、しかも、その直後から「太陽は暗くなり、月は光を放たず、星が空から落ち、天体は揺り動かされる」こと。

 とりわけ、この四つの文節は、そのまま原因を特定する上での「条件」でもある。

 前のふたつは、おそらく粉塵が分厚い雲を形成して、光を遮っている様子を表しているのだろう。むろん、それだけなら火山の大爆発の可能性もあるが、後の二つが宇宙的な災害であることを示している。一般常識を改めて確認するが、地球が自転しているため、見かけ上、星は動く。しかし、それは、北極星を中心にして24時間で一回転という、あまりにゆっくりとしたペースであるため、人の目には止まって見える。よって「星が空から落ち」る様子が目に見えるということは、地上が異常な動きをしていると考えられる。これは極移動/ポールシフトとも推測できるが、天体が「揺り動かされる」(be shaken)という記述から、外から何らかの物理的な力が加わっていると察せられる。つまり、極移動が起こるのもしれないが、それは原因ではなく、あくまで結果にすぎない。

 以上の条件をすべてクリアする大災害は、小惑星の衝突以外に考えられない

 つまり、先行して戦争・飢饉・地震が深刻化するが、そういった人類の営みとは関係なしに、宇宙からトドメの一発がやって来るというわけだ。おそらく、四つ目の文節はその衝突の凄まじさを、三つ目は地球がバランスを失う様を描写しているのだろう。

 すると、「神がその期間を縮めてくださらなければ、だれ一人救われない」という言葉の意味もはっきりしてくる。それこそが核の冬ならぬ「衝突の冬」だ。想像してみてほしい。衝突によって成層圏にまで大量に巻き上げられた粉塵のせいで昼も真っ暗。衝撃がマントル層にまで伝わり、巨大な火山爆発を誘発するとしたら、その灰まで加わる。夜も、月や星の光さえない。電力インフラも潰滅。懐中電灯を除いて人工の光もない。そこは人類がかつて経験したことのない暗黒の世界なのだ。当然、極寒。つまり、真っ暗な中ですべてが凍てついているのだ。およそ、これ以上の地獄もないのではないか。

 言うまでもなく、小惑星の衝突だけでも破滅的な事態――二次的な大地震や大津波もあわせ――なのに、その後も容赦なく「暗黒極寒地獄」が何カ月か、あるいは何年か、続くのだ。その期間次第では「だれ一人救われない」のも頷けるではないか。

 しかも、こういった出来事は、約6500万年に実際に起こり、恐竜の大量絶滅を招いたとされる。当然、現在の天文学でもリスク視されている。近年、毎年のようにニュースになるほど、地球に接近する「近傍惑星」の数が多いことが分かってきた。

 このように、小惑星の衝突は、考古学や天文学の観点からも可能性が論じられている“現実の脅威”なのだ。だから“イエスの白昼夢”ですませられないのである。

 しかし……である。ある意味、ここからが、本当に私が力説したいことだ。

 仮に以上のような未来をイエスが「幻視」したからといって、われわれ現代人がおとなしく破滅を甘受せねばならない理由はない。私も運命論者ではない。来たなら来たで、映画『ディープ・インパクト』や『アルマゲドン』のように、迎え撃ってやろうではないか。また、現実の脅威と考え、今のうちから備えておこうではないか。

 徹底的に立ち向かって「聖書の予言、破れたり!」というセリフをキメたいものだ。
(文=山田高明)

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