目玉をペンで突き刺し、体を切断する男 ― SM女王様から聞いた、病める者たちの地獄のパーティー

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 そして、あろうことか、突然、手に握っていたボールペンを勢いよく自分の片目へと突き刺したのだ。瞳からは鮮血が吹き出し、顔面が血だるまとなった。Aは苦悶の表情を浮かべ、床をのたうち回った。皆、薬で酩酊していた状態から覚め、すぐに救急車を呼んだ。倫子は、この一件で、彼らと距離を取ることを決めた。特に片目を潰した「男性Aのことを記憶から消したい」と、店の仲間に話していたそうだ。

■倫子宅に送られてきた謎のDVD

 それから数年後、突然、当時の仲間、そして彼女たちの元に荷物が届けられた。差し出し人の欄には、片目を失った男性Aの名前が記されている。恐る恐る、封筒を開けると、DVDが1枚入っていた。

 倫子はこの不気味なDVDをひとりで観ることはできなかったが、どのような内容であるのか興味がわき、店の仲間たちと事務所のテレビで鑑賞することにした。

 DVDを再生すると、男性Aがキッチンで楽しそうに料理している姿が映し出される。しかし、すぐに動作がぎこちないのがわかった。注視すると、包丁を持つ反対の手の腕から先がない。通常の長さよりも短く、先端が丸みを帯びた腕で、まな板を押さえていたのだ。さらに、片足は1本しかなく、立つことすらままならない。そして、次の映像ではAの顔がアップで映し出され、片目・片耳となったAが「不自由って最高だよ」と気味の悪い笑みを浮かべていた。

……この映像を観て以来、倫子はうつ病が悪化してしまい、「今日も私のことを見張っていた」などと、男性Aに監視される被害妄想に襲われるようになった。店でも支離滅裂なことを言うので、店の仲間はしきりに精神科病院に入院することを勧めたという。しかし、そのかいもなく、倫子はこつぜんと姿を消してしまう。携帯はつながらず、住んでいたマンションの部屋はもぬけの殻となっていた。どこに行方をくらましたのか? 倫子のことが気掛かりでならないと、女王様は心配そうに話していた。
(traveling編集部)

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