【日本怪事件】“定”イズム、ここに在り ― 「局部切り取り事件」3選!

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■CASE2 禁秘の関係が招いた悲劇

 事件が起きたのは、日本が戦争の最中にあった、昭和18年。

 大阪市北区に住む広瀬きく(当時、42)は、3年前に夫を肺炎で亡くしたばかりだった。娘の幸子(仮名・当時、19歳)が工場で働き、きくは近所から和裁の仕事などを引き受けて稼いだが、生活は苦しい。

 親しくしていた畳屋の親方が、「幸子に婿養子をもらったらどうか」と言ってきた。相手は平田正之(当時、25)という大工。話はとんとん拍子に進み、幸子と正之の付き合いが始まる。

 正之は「母さん、母さん」と、きくを慕い、きくもそれを嬉しく思った。2人の間には特別な感情が芽生えてくる。

 昭和18年1月6日。幸子は会社の新年会があり、正之は家にひとりでいた。肉と酒を持って、きくは正之を訪ねる。2人で酒を飲んで酔うと、正之がきくにのしかかってくる。「あかんよ、それは」と口では言いながら、きくは正之を受け入れてしまう。きくは夫との間では得られなかった、性の悦楽を初めて味わった。正之のほうも、幸子からは得られない快楽を味わったのだ。

 きくと正之は、週に一度の頻度でセックスするようになる。正之は幸子と交わった翌日、同じ布団できくと体を重ねることもあった。

 この三角関係から、突然、正之が引きはがされる日がやってくる。昭和18年6月16日、正之に「赤紙」が届いたのだ。

 入隊日を翌日に控えた6月18日、正之ときくは朝まで何度も交わった。

 明日はもう、この人はいない。

 そんな思いに耐えられず、もうろうとした意識の中で、手に取った西洋カミソリを正之のペニスに当てた。正之の悲鳴を後にして外に飛び出ると、きくは近くの難波橋から堂島川に身を投げた。

 午前6時半頃のことだった。それを見たサラリーマンが警察に通報し、きくは助け出され、正之のことを正直に伝えた。正之は病院に運び込まれ、ペニスの縫合手術が成功する。その日は、入隊日当日である。徴兵逃れの行動ではないかと疑われ、病院には警察だけでなく憲兵までもやってきて、正之は厳しく取り調べられたのだった。

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