【新幹線焼身自殺】ガソリンが持ち込みOKだった理由
【新幹線焼身自殺】ガソリンが持ち込みOKだった理由とは?

6月30日に東海道新幹線の車内で71歳の男性がガソリンをかぶり、焼身自殺した事件は我が国初の新幹線火災事故となり衝撃を与えた。
現在、新幹線は乗車時の荷物検査は行われておらず、この事件の発生を受けて危険物を簡単に持ち込めてしまう運営体制が問題視されている。さらに、現在JR各線は、3キロ位内の可燃物は持ち込み可能と運送約款で定めていることも明らかとなった。なぜ電車内にガソリンをはじめとする可燃性物質を持ち込めるのだろうか。
「現在の運送は高速道路を使ったトラックが主流です。しかし、かつては鉄道が運輸を担っていた時代がありました。灯油などを持ち運ぶための制度として作られていた名残りといえるでしょう」(週刊誌記者)
JR各社が定める旅行営業規則は第10章に手回り品について記載がある。第307条には持ち込みが禁止されているものとして「危険物、暖炉および焜炉、死体、動物、不潔又は臭気を発するものなど」が定められている。
ただし、例外規定も多く、危険物は振動によって爆発しなければいいので花火を持ち込むことも可能で、マッチも3キロまで大丈夫だ。さらに動物も、縦横高さの合計が90センチ以内の容器に入るものならば持ち込み可能だ。小さい犬や猫ならば持ち込める。臭気を発するものはNGなので、海外の飛行機では持ち込み禁止となっているドリアンは厳しいだろう。
「鉄道の手荷物は、3辺の合計が250センチ以内で重量が30キロまでのものが1人につき2つまで持ち込めます。さらにはサーフボードや折りたたみ自転車も持ち込み可能です。飛行機に比べればユルユルです。国交省は各社に規定の見直しを要請しましたが、より厳重な安全対策が求められるようになるでしょう」(前出・同)
危険物の除外規定には、医療用酸素ボンベ2本以内、消火器2本以内といった記載もある。今どきこれだけの大量の荷物を鉄道で持ち歩く人はいない。やはり古い時代の慣例がそのまま残っているといえるだろう。
(文=平田宏利)
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