業界評は真逆!? 又吉大先生よりも、ピース綾部の方が大先生たる所以とは?

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0803anpeace_main.jpg※イメージ画像:『an・an 2015年5月13日号』

 又吉直樹の芥川賞受賞で、コンビ間格差が顕著になっているピース。受賞作の『火花』(文藝春秋)は、増刷に次ぐ増刷で評価がうなぎ上りの又吉に比べ、相方の綾部祐二は、熟女芸人としてブレイクしたものの2012年のペニオクの不祥事以降、好感度は低落したまま。これまで、ネット上でも「天狗になっている」、「うるさい」、「必死すぎる」など厳しい声が挙がっていた。しかし、業界内の見方は違うようだ。

「『文学界』に又吉が『火花』を発表した後に2人を取材したんです。綾部は前のめりになってインタビューに答えてくれたうえ、写真撮影の仕切りまでしてくれました。低姿勢で対応が丁寧。相手が誰であろうと、楽しませようという貪欲な姿勢を感じました。それに比べて、又吉は質問してもブスッとしていて、そっぽ向いていたんです。率直に言わせていただくと、感じが悪かったですね」(芸能ライター)

 綾部は吉本NSCに入学する前、椅子工場やカラオケボックスなどに勤務していた。芸人になってからも、裏方としても活動するなど苦労人である。そういった経緯があるからか、業界内でも周囲への配慮が素晴らしいと評価が高い。現に、テレビ番組で司会を務めている姿を見ても段取りがよく、テキパキとこなしている様子が見て取れる。

 又吉の『火花』発表後、各メディアでコメントを求められた綾部は、「ピースの旬な方と旬じゃない方」、「大先生のおかげ」、「今までピースのボケとツッコミだったけど、これからは大先生とアシスタントという感じでやっていきます」、「(芥川賞受賞したら)時計買ってくれ」など、自虐的なトークを展開し、笑いをとっている。

 ツッコミのイメージがある綾部だが、ピース結成前はボケを担当していた。又吉とピースを組むことになってからツッコミに転向したのである。そのため、綾部はどんなハプニングでも笑いに転じることができる機動力と地肩の強さを持っている。

 芥川賞受賞前に又吉は 「(『火花』が)5月に三島由紀夫賞に落選したとき、だいたいの人は“取れなくてもすごい”とか言ってくれたんですよ。でも綾部にだけは、“取らなきゃ意味ねぇんだよ。ビジネスになんねぇだろ”と言われた」とコメントを残している。

 実にしたたかで、自らコンビ間格差に乗っかっていこうというタフな姿勢が垣間見える。又吉の今後の文学活動にも期待を持てるところではあるが、綾部の動きも見逃せない。
(文=加藤宏和)

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