
■大阪で地下芸人として活躍
当然のことだが、彼女は周りにはヒゲを隠しながら生きていたのである。しかし、その後、彼女の人生は、“ヒゲを抜かなくていい方に”一変する。大阪で、芸人になったのである。
「地元が新潟なんですけど、まず1年間は八百屋に就職しまして、その時までは剃ってました。でも最近は芸人と、アルバイトでバーテンをやっているので、どっちも剃る必要が無くなったので伸ばしてみたら……思った以上だったんですよね(笑)」
数本アゴヒゲが生えていた程度から、知らぬ間に立派なヒゲ女に変貌していたおかゆ嬢。
まさに『フリークス』の見世物小屋の世界を現代に蘇らせた、立派なサイドショー芸人となっているのだろう。
「いや、あまりネタで触れるわけでもないんです。導入で少し“私ヒゲ生えてますよー”ってアピールするくらいですね」
“今日は名前とヒゲだけ覚えて帰ってください”っていうあれだろうか。