『グッデイ!』『報ステ』はバラエティ出身スタッフが大多数?報道・情報番組の未来は暗い…

『グッデイ!』『報ステ』はバラエティ出身スタッフが大多数?報道・情報番組の未来は暗い…の画像1※イメージ画像:『直撃LIVE グッディ!』オフィシャルサイト

 森進一に対して失礼な取材を行ったスタッフがいたことが話題になった『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)やコメンテーターの発言が首相官邸でも問題視された『報道ステーション』(テレビ朝日系)など、この2番組は数あるワイドショーや報道番組の中でも何かと話題に上がる。

 テレビ局も出演者も放送時間も異なる2番組だが、とある共通点があることが取材を通してわかった。一体どんな共通点があり、2番組にはどんな未来が待っているのか、業界関係者に話を聞いた。

「『グッデイ!』『報ステ』に共通しているのは、バラエティ番組出身のスタッフが多いということです」(テレビ局関係者)

 どちらも情報番組、報道番組であり、本来ならバラエティとは一線を画す存在のはずだ。しかし、様々な事情からバラエティ出身者が多いという。

「低視聴率の番組が多いため、他ジャンルの人間を入れて新陳代謝を図ったり、人材不足で他の分野から応援を求めたりしたこともあって、両番組ともバラエティやドラマしか経験したことのないスタッフがたくさん投入されているんです。特に『グッデイ!』の場合は、フジテレビの『逃走中』などを手がけるスタッフがメインの位置にいて、スタッフがほとんどバラエティチームで構成されています。『報ステ』もドラマ畑の人間が中継ディレクターを務め、報道番組には相応しくない演出を加えたりしていますね。そのため、ニュースの選び方も社会性などは関係なく、“面白いか面白くないか”が基準になっていると言われます」(同)

 さまざまな事情があったのは間違いない。だが、このような人選を行った結果、先の森進一の問題なども起こしているという。

「情報番組や報道番組では暗黙の了解のようなルールがあります。しかし、これを知らないために問題を起こすのです。先日は甲子園の高校野球の取材でTBSのスタッフが出入り禁止になりましたが、これもスポーツ担当ではないスタッフが好き勝手に動いた結果です。その世界のことを知らない人間が動いているので、問題を起こすのも当然なんです。森進一さんへの言動もルールを知らないからだと思いますよ」(同)

 問題を起こすだけならまだしも、番組内容もバラエティ化するとなればさらに自体は深刻化するだろう。また、その意見は局内でも聞かれるようになっているらしい。

「報道や情報にも面白さや視聴率は大切ですが、公共性を優先しないといけない場面も多々あります。そのため、今のような番組の作り方を続けていくのは如何なものかという声が聞かれます」(同)

 たしかに視聴率を軽視していいわけではないのだろうが、このまま進めばただのエンターテインメントショーになってしまい、情報を伝えるという使命からはかけ離れた番組になってしまう。

 ワイドショーもニュース番組も今以上に信頼を失えば、存在そのものが消えてしまうかもしれない。現場のスタッフが心を入れ替えることを祈っている。
(文=吉沢ひかる)

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