11月13日に謎の宇宙ゴミ「WTF1190F」がインド洋に墜落する?地球どうなる?

11月13日に謎の宇宙ゴミ「WTF1190F」がインド洋に墜落する?地球どうなる?の画像1イメージ画像:「Thinkstock」より

 増加の一途をたどる「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」。打ち上げに使われたロケットの破片や、使われていない人工衛星本体、そして宇宙飛行士が落とした機材など、大小さまざまな宇宙ゴミの総量は、今や4,500トンを超えると考えられている。それぞれが地球周囲の異なる軌道上を回っているが、その破壊力はすさまじく、国際宇宙ステーションや活動中の人工衛星に激突すれば大惨事となることが予想されるため、国際問題となっているほどだ。

 そして現在、無数に存在する宇宙ゴミのうちの1つが、来月地球に落下する見込みとなり、世界の宇宙研究者たちが沸き立っているようだ。世界標準時で2015年11月13日6時20分(日本時間:13日15時20分)に地球へと帰ってくる宇宙ゴミとは、その名も「WTF1190F」。落下地点は、スリランカ南岸65kmのインド洋上だ。

 楕円形の軌道上を周回している「WTF1190F」の大きさは2m程度だが、宇宙ゴミは直径10cmあれば宇宙船を完全に破壊するとされる。これが地球に落下するとなれば、一体どれほどの衝撃があるのか――? この点について、ESA(欧州宇宙機関)専門家などは、「大気圏突入時に大体は燃えてしまう」と楽観的な見解を示している。どうやら大災害をもたらす可能性は低いようだ。むしろ「(人工物であるかないかにかかわらず)落下の一部始終を観測し、そのインパクトを知る絶好の機会」と捉えているという。

 今月初旬に米・アリゾナ大学の「カタリナ・スカイサーベイ」計画によって再発見された「WTF1190F」。現在はオランダにあるESAの研究施設や、世界中の宇宙研究家がその進路を見守っている。正体について確実なことは判明していないが、月探査プロジェクトに関連するゴミ、もしくは約40年前のアポロ宇宙船それ自体である可能性も浮上している。なお、その動きから「WTF1190F」の中身は空洞になっているとの指摘もあるようだ。

 ところで、“WTF”とは英語圏では「What The F●●k(なんてこった!? あり得ない!!)」と読むこともできる。また、大気圏で燃え尽きずに地球に到着すると考えられていること、さらには正確な正体が分からず、中が空洞になっているという指摘……などの理由から、海外の陰謀論者の間では宇宙ゴミ「WTF1190F」の正体について、「実は宇宙人の乗った小型宇宙船“宇宙ポッド”ではないか」と察する向きもあるようだ。もしもこれが真実であるならば、やって来る宇宙人をすぐさま確保し、人類にとって友好的存在であるか否か確認する必要も出てくるだろう。いずれにしても、来月13日を楽しみに待とう。
(編集部)


参考:「ESA」、「The Daily Mail」、「nature」、ほか

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