朝ドラ絶好調の宮崎あおいが「私は戦争をしたくない、憲法を変えることに反対」…かつて語っていた戦争と憲法への思い

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「これは悪い例だけど、ヒトラーの号令ひとつで何百万という人々が殺され、それを実行した人々がいたわけだから、その逆の可能性もあると信じています。あるひとりがはじめたポジティブな活動が、大きな輪になって広がっていくかもしれない。実際、日本は敗戦後、平和憲法を作ったけど、その影響は日本人が考えているよりずっと大きなものだと思います」

 宮崎はこの対談のあと、オスカー氏の話に触発されて日本の平和憲法について興味を持ち、『この国が好き』を手にしたのだという。

「まずは知らなくちゃ何も始まらないと思いました。知って、そこから自分が何ができるかを考えなくちゃ」(前出「ダ・ヴィンチ」より)

 世界の貧困や戦争の実情を「他人事」とせず、自分をつなげてきちんと考える。……「憲法を守れ」と言うと「お花畑思考」などと自称・現実主義者たちは揶揄するが、じつのところ現実を見ていないのは彼らのほうだと20歳の宮崎の姿勢は教えてくれる。まだ20歳だった彼女が平和のために自分ができることを懸命に模索する言葉は、瑞々しく、可能性にあふれているように思う。

 いささか残念なのは、宮崎が最近はこのときのように政治的発言を行っていない点だ。だが、それも無理はない。前夫・高岡奏輔は嫌韓発言が引き金となり芸能界を干され、それは宮崎の仕事にも影響を与えた。しかも、離婚後には岡田准一との不倫疑惑が噴出し、今年もふたりの熱愛が報じられている。NHKの朝ドラ出演もあり、いま、彼女が20歳のときのように改憲反対を語れば、ネット上では不倫スキャンダルを絡めた壮絶なバッシングが待っているだろう。政治的な発言に躊躇する、その気持ちはわからなくもない。

 でも、きっと宮崎は9年経ったいまでも、20歳のときの気持ちを失っていないはずだ。いつかまた宮崎には、「私は戦争をしたくはないから、この憲法を変えることに反対」「『お国のために死ねるのは幸せなこと』なんて私は言えない」と、その強いメッセージを発してほしいと思う。
(大方 草)

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