日本も大いに関係している! 22頭の死骸と象牙35本、相次ぐゾウの毒殺=ジンバブエ

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ThinkstockPhotos-479667835.jpg画像は、Thinkstockより

 どこの動物園でも大抵は見られる、「パオーン」と鳴く「お鼻が長いのね」でお馴染みのゾウ。一度は大きな背中に乗ってみたいと夢見た人も多いはずであり、中には乗ったことがある人もいるだろう。いまジンバブエで、そのゾウの毒殺が相次いでおり、新たに22頭の死骸が発見されたという。このニュースに、日本では胸を苦しめる人が多いが、「他国の話でもない」という声も見られる。

 元は南ローデシアというイギリスの自治植民地で、1980年に独立した国・ジンバブエ。グレート・ジンバブエ遺跡や、ナイアガラの滝にも負けないヴィクトリア・フォールズなど、世界遺産・無形文化遺産も多い同国は、大自然が広がっているのも魅力のひとつ。北東部に位置する5,000平方キロメートルものカリバ湖は、国内最大のリゾート地にもなっており、湖岸には国立公園が設置され、ゾウやバッファロー、ワニといった多くの野生動物が生息している。

 そんな自然&動物大国・ジンバブエのシナメテラ地区で、猟者に毒を盛られた疑いのあるゾウ22頭の死骸と象牙35本が発見されたのである。しかし驚くべきは、今回が初めてではなく、ここ2カ月で同様の事件が相次いでいるということ。9月には14頭のゾウが毒殺されたことが確認され、さらに約2週間前には、野生動物講演として名高いワング国立公園外の2カ所で、計26頭の死骸が見つかったという。

 アフリカゾウやサイの密猟は、世界各地でも問題になっており、絶滅の危惧もされている。隣国・モザンビークでも今年5月に、国内のアフリカゾウ生息数が、2009年の2万頭以上から去年約1万頭へと、ほぼ半減したと政府が発表した。

 日本では想像しがたいこのニュースに「寒気がする話だね」「ゾウの死骸思い浮かべただけでも、背筋凍るわ」「あの巨体が何匹も転がってるんだろ?その場から逃げたくなるな」など、頭に光景を浮かべ身震いする人が多い。さらに「またジンバブエか」「最近よく聞くな…そんな象牙欲しいか?」「撃ち殺されたんじゃないのか、毒か。どっちにしろかわいそうだろ」といった声が見られる。

 その一方で、「象牙の印鑑持ってみな。一度さわったら忘れられない独特の感触がある」と、ゾウが殺される要因となっている象牙についての声があがる。ちなみに、以前トカナで報じた外交官の話によると、ナイジェリアのテロ組織ボコ・ハラムをはじめとしたアフリカのテロ組織の重要な資金源のひとつが密漁象牙であり、日本は、中国と並ぶ最大の象牙輸入国であることがわかっている。つまり、日本で象牙の印鑑を買うことでアフリカゾウの絶滅だけでなく、テロ組織にも加担してしまう可能性があるということだ。

 今までも、ゾウの密猟に関して各国が摘発や罰則強化に乗り出しているが、明確な効果は出ていない。物は試しに、名作ノンフィクション童話『かわいそうなぞう』(金の星社)を翻訳し、全世界に配布してみたらどうだろうか。

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