【CG児童ポルノ裁判】被害児童が“実在しているか否か”をめぐり揺れる裁判! 目が離せない!!

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■フリーカメラマン清岡純子とは?  

 そもそも清岡純子はどんな人物なのだろうか? 1921(大正10)年6月、京都市内で生まれた。清岡家は菅原道真の子孫。子爵である清岡長言の三女だった。司馬遼太郎も属した新日本新聞社とキネマ画報社写真部に所属。57(昭和32)年には新歌舞伎座の写真部で勤務。ブロマイドなどを撮っていた。

 その後、1965(昭和40)年からフリーカメラマンに転向。写真集『尼寺』(毎日新聞社)を出版するなど活躍し、そのほかにもベトナムや台湾、韓国、沖縄などでも取材、レズビアン活動の先駆者でもあったといわれている。

 清岡が少女ヌード作品を出すようになったのは70年代後半から。『聖少女』(フジアート出版)、『Nymphet 野菊のような少女(聖少女パート)』(同)、『犬と少女(聖少女パート3)』(同)などを出版。今回、公判で取り上げられた『潮風の少女』は82年に出版され、また雑誌「プチトマト」が出版されるのも同年からだった。

 なかでも、清岡しか撮影してないというモデル・花咲まゆについて、検察側は「特別な魅力があるか?」と質問。被告人は「はい」と答えている。理由として被告人は「自然でありながらも不自然さがあるといったアンバランスさがある」「顔は美少女というほどではなく、どこにでもいるような顔立ちだが、体つきは、加工したのではないか? という、どこにでもいなそうか感じがする」と説明していました。

 検察側は「加工したようなとは?」と深掘り。被告人は「乳房が大きい。肋骨あたりの胸郭があるのですが、それを上回っている。一見したところ、本当かな? と思う」と答えた。さらに「お尻やウエストは?」と検察側が聞くと、被告人は「ウエストは細く、骨盤は発達している」と述べました。花咲まゆの写真集は撮影時13歳とされているが、被告人は「本当か?」と疑問に思っていたとも証言した。

 撮影した清岡は91(平成3)年10月に亡くなった。没後、数社が遺作集を出した。しかし、99年に児童買春・児童ポルノ禁止法が施行されたため、出版社は遺作集を絶版とした。さらに02年、『清岡純子写真集 Best Selection』(辰巳出版)の販売が違法とされ、05年から国立国会図書館が同書の閲覧制限を始めた。

 つまり、現在の判断基準では少女ヌードは「違法な児童ポルノ」となる可能性があるが、撮影時は「児童ポルノ」の概念がなく、書店でも一般書籍として売られていたということだ。「成人ポルノ」や「児童ポルノ」という区別はなかったのである。しかも30年以上前の撮影のため、被害児童という概念がそもそも存在し得るのかも疑問だ。つまり、この写真集のモデルとなった少女たちは当時の法律では被害者ではないのである。その写真を元に作成したCGが児童ポルノ禁止法違反となるのだろうか? この裁判、やはり目が離せない。
(文=渋井哲也)

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