今年は泌尿器科ドラマがウケる?2016年に当たりそうなドラマとは?

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 流行語大賞が「爆買い」と「トリプルスリー」、今年の漢字が「安」に決まった2015年。去年も面白いドラマやつまらないドラマ、池井戸ドラマや医療ドラマ、恋愛ドラマと玉石混交、さまざまな作品が放送された。ということで、去年のドラマを振り返りつつ、今年はどのようなドラマがウケるのか、考えてみようと思う。

 去年も池井戸ドラマが好調だった。『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)、『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、『民王』(テレビ朝日系)、そして『下町ロケット』(TBS系)と各局がこぞって池井戸争奪戦を繰り広げた。数字がとれるとわかったら骨の髄までしゃぶりつくすテレビマンの卑しい性格が露になったともいえる。次回は、呪われたトラックが現代から過去へ父の元に息子を導く物語『BT‘ 63』(講談社)あたりを狙っているのではないか。っていうか、原作モノに頼らずとも、とりあえず勧善懲悪のサラリーマンモノを作っとけば当たりそうな気がする。

 また、去年も引き続き医療ドラマがコンスタントに放送された。病院の堕落した体質にメスを入れていく『DOCTORS3 最強の名医』(テレビ朝日系)、ナース版“大奥”の『まっしろ』(TBS系)、タイトルそのままのドラマ『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)、天才精神科医が主人公の『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)、産科医の奮闘を描く『コウノドリ』(TBS系)。こちらもケツの穴までむしり取るがごとく、テレビマンが荒らしまくっている分野である。残っているのは耳鼻科と泌尿器科ぐらいだろうか。耳鼻科は難しそうだが、男女間の恥ずかしい面が集約される泌尿器科は、深夜でやればそこそこ面白いドラマになるかもしれない。

 また、2014年までは恋愛ドラマが不調だったが、去年は終盤に追い上げを見せた『恋仲』(フジテレビ系)や常時2桁を獲得した『5→9~私に恋したお坊さん~』(同)など、やや復活の兆しを見せている。日本映画でも『orange-オレンジ-』や『ヒロイン失格』、『俺物語』など学園ラブストーリーの興行成績が順調だ。団塊ジュニアを取り込むために、そろそろ不倫モノを取り上げてはどうだろうか。大人の女性向け漫画から『あなたのことはそれほど』(祥伝社)、『おんなのいえ』(講談社)あたりのドラマ化はいかがだろう。池井戸人気の長期化から考えると、14年の人気ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)の2匹目のどじょうは、まだどこかに眠っているのではないか。

 個人的には、純粋なコント番組から急激な展開によりスペクタクルドラマへと変貌し、視聴者を驚かせた『SICKS ~みんながみんな、何かの病気』(テレビ東京系)と、ドキュメンタリードラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』(同)が面白かった。2016年も見る者をびっくりさせるようなドラマを提供してほしい。
(文=加藤宏和)

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