シャワー中のオナニーで水に濡れた精子はなぜ粘着度が増すのか?

 突然だが、男性諸君にシャワー中のオナニーを思い出してほしい――。どうして、水に濡れた精子は妙にベタベタするのか、疑問に思ったことはないだろうか?

■水によって精液のタンパク質が変化

 シャワー中にオナニーをして射精し、手についた精子を水で洗い流そうしたときなど、普段はツルツル、ぬるぬるの精子が突然ベタベタになり、手や毛にまとわりついて、イヤーな気持ちになったことはないだろうか? 医療系海外メディアの「Medical Daily」によれば、この精子のベタベタ化は、水によりタンパク質が変化することで起こるという。

 まずは、精子についてのおさらいから。普段、精子と呼んでしまっているカルピス色の液体は「精液」であって、1回の射精によって放出される平均4~6mlの精液の中に、約3億個の「精子」が含まれているとされる。精液は、もちろん子どもをつくる種であるので、エロい意味ではなく「生命の尊厳」という意味を含めて、古代からいろいろな言い伝えや、伝説なども残っている。例えば古代ギリシャでは、精液は脳でつくられて放出されていると考えられており、古代の東洋各地では、貴石などの宝石は、神様の放出した精液が固まったものであると広く信じられてきた。

シャワー中のオナニーで、水に濡れた精子はなぜ粘着度が増すのか?の画像1通常の精液 画像は「Wikipedia」より

 さて、水に濡れた精液の話に戻るが、このベタベタ化を引き起こす原因は、精液に含まれる2種類のタンパク質の作用によるものであるということがわかってきた。その2つとは、凝固性タンパク質のセメノゲリン(semenogelin)と、溶解性タンパク質の前立腺特異抗原(PSA)である。この2つのタンパク質がお互いに作用し、精液を構成して精子を守り、精子にとって劣悪な環境である膣内から無事に卵子まで送り届けるためのプロテクターの役目を担っている。ところが、水は前立腺特異抗原の溶解性を阻害してしまうので、精液のなかのセメノゲリンの凝固性が強くでてしまい、つまりベタベタになってしまうわけである。

 ただし、気をつけてほしいことがある。水によって前立腺液抗原の働きが阻害されたとしても、精液中の精子は影響を受けることはなく、本来持っている妊娠させる力は変わらないということである。したがって、射精後に膣内に水を注入したとしても、全く避妊の効果はないわけである。と、いうことでお風呂やシャワーのなかでセックスする際も、必要に応じて避妊対策をお忘れなく。
(文=高夏五道)

参考:「Medical Daily」、ほか

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