SMAP騒動はまだ甘い? 海外ロック史に残る“超ゴタゴタ”解散・脱退エピソード4選!

■暴力、ドラッグ、感電……! メタリカをクビになったデイヴ・ムステイン

SMAP騒動はまだ甘い? 海外ロック史に残る超ゴタゴタ解散・脱退エピソード4選!の画像5画像は「Wikipedia」より引用

 スラッシュメタル四天王といえば、メタリカメガデススレイヤー、そしてアンスラックスであるが、メガデスの創始者でありボーカル兼ギタリストのデイヴ・ムステインは、80年代初期、そのキャリアをメタリカのリードギタリストとして積み重ねていた。ギタリストとしての素晴らしい才能を周囲に大きく評価されながらも、それ以上に、度を越したアルコールやドラッグの問題、そして凄烈なまでに暴力的な素行を怖れられ、また異口同音に批判されていた。彼は「おれは酔っぱらうとバイオレントになるんだ」「飲んでる最中に何か気に食わないことでも言われたら戦争だったね」などと当時を振り返っている。

 そんなある日、酩酊したムステインがスタジオのベースにビールを1缶分まるまる流し込み、そのことを知らずにアンプに繋いだメンバーが感電してしまうという事故が起きる(ムステイン曰く「奴は部屋の向こうまでぶっ飛んだ」)。結局、感電の被害者であるメンバーはバンドを脱退してしまうが、その後もムステインの素行は一向に改善することなく、行く先々でトラブルを起こし続け、残されたメンバーはバンドの健全な運営のためにムステインの解雇を決意する。そして1983年、ファーストアルバムのレコーディングのために訪れたニューヨークで、ムステインはメンバーから強制的に帰りのバスに押し込まれる形でクビになる。結果的には、彼はその復讐のためにメタリカを凌駕する最強(最凶?)のバンドを結成することを決意し、それが後のメガデスとなった訳であり、いったい何が幸いするかわからないものである。ちなみに、現在お茶の間の人気者のマーティー・フリードマン氏も、一時期メガデスに所属していた。興味があったら聴いてみると良いかもしれない。


 いかがだろう。いずれのエピソードも、ロックンロールの歴史と文化を紐解く上で決して外すことのできない重要な出来事である。そして、世間を大いに騒がせている今回のSMAP解散騒動もまた、日本の芸能史に残る重大事件として末永く語り継がれることが予想される。後世の人々が、この平成という時代をどう理解し、解釈するのか。案外、現在の我々はその判断材料になり得る事件を「歴史の証人」として目の当たりにしているのかもしれない。引き続き、SMAPの解散騒動を注視していきたい。
(文=池上透)


参考:「ALL MUSIC」、「INDEPENDENT」、「ULTIMATE CLASSIC ROCK」、「Loudwire」、ほか

SMAP騒動はまだ甘い? 海外ロック史に残る“超ゴタゴタ”解散・脱退エピソード4選!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで