人類が絶滅した後、地球の支配者になる生物は何? 3つの意外な結果とは?

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人類が絶滅した後、地球の支配者になる生物は何? 3つの意外な結果とは?の画像5イメージ画像:「Thinkstock」より

 それに加え、人類が地球からいなくなる状況というのは、人類が暮らしにくい環境になっていることを意味する。そうなってしまっては、人類に近いという特徴は不利でしかなく、チンパンジーが生き抜ける可能性は非常に低い。「人類に一番近いから」ということで、チンパンジーが地球上で覇権を握ると考えるのは、人類のおごりでしかなかったのだ。

 では、どのような動物が人類のいなくなった地球での生活を謳歌するのであろうか。ここで、拍子抜けしてしまうが、ブシエール氏にはハッキリとした答えはないという。チンパンジーのような、人類に近い霊長目ではない可能性が高いが、それ以上のことはわからないのだそうだ。

■最終的には偶然に決まる?

 地球では、これまでにも何度か大量絶滅が繰り返されてきた。その度に、生き残った生物たちが、素早く仲間を増やして生存競争を繰り広げている。大量絶滅の後は、単一の祖先から、さまざまな形質の子孫が出現する「適応放散」という現象も起こるため、生物の多様性が一気に増す時期でもある。大量絶滅によって、生態系の中に“空席”がたくさん存在しているからだ。

 三畳紀末の大量絶滅の後に恐竜が栄え、白亜紀末の大量絶滅の後に哺乳類が栄えたように、大量絶滅によってそれまでの生態系は一新される。つまり、支配者となるには、新しい環境の中で絶滅せず生き残れるのかどうかが重要なのである。

 この点について、日本でもベストセラーとなった『ワンダフルライフ』(早川書房)を著した、生物学者スティーヴン・ジェイ・グールドは、「生物が絶滅してしまうのは、環境に適応できなかったのではなくて偶然の産物にすぎない」という考えを表明していた。

 この「偶発性」が、生物の生存競争に果たす役割は現在でもまだ検証されてはいない。だが少なくとも、「人類がいなくなる」という将来の大量絶滅において、どんな生物が主導権を握るのかを論理的に予想するのは難しく、次の支配者を考えることも非常に困難である。

 人類の祖先はネズミのような食虫動物であったという研究もあるが、現在われわれの周りにいる生物も、将来的にはまったく違った姿になっている可能性がある。次の支配者を予想するということは、生物がどんな風に進化していくのかを考える、楽しい作業でもあるのだ。

参考リンク:「Daily Mail」、ほか

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