絶滅したはずのカエルが137年ぶりに確認される! 奇妙な見た目と不思議な生態とは?=インド
トカナ読者の多くは、とりわけ地球外生命体の話題に敏感だ。しかしこの地球上にも、まだ私たちが存在に気づいていないだけの“知られざる仲間”が生息している。なんと、137年前に絶滅したと考えられていたカエルが、このたび生存していることが確認されたようだ。
1世紀以上の長きにわたり、インドの奥地で人知れず命をつないでいたカエル――。アマガエル属に含まれるようだが、学者たちの常識を覆すほど珍しい生態を有しているという。早速、詳細についてお伝えしよう。
■「インドのカエル男」もびっくり!
イギリスの公共放送BBCなどが報じたところによると、問題のカエルを137年ぶりに“再発見”したことが判明したのは、デリー大学の高名な両生類生物学者サティアバマ・ダス・ビジュ博士だ。これまでにインド各地で89種もの新種を発見してきたことで「インドのカエル男」との異名をとるビジュ博士だが、今回の発見はとりわけ喜ばしいものだったようだ。
その瞬間は、2007年のインド北東部における調査の最中に訪れた。
「木の上の方から、カエルによる“オーケストラの旋律”が聞こえてきたわけです。魔法のようにね。もちろん調べましたよ」(ビジュ博士)
すると、地面から約5.7mの高さにできた木の穴の中に、見たこともないカエルが大量に生息している光景が広がっていたという。すぐに調査を開始した博士は、そのカエルの奇妙な生態を目の当りにする。
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