食肉市場で働く人々への差別はどこからきたのか? 関係者が明かした裏話

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※本記事は食肉市場全体ではなく、あくまでも取材者の体験を元に構成されています。

 以前TOCANAで掲載された記事『「養豚業者は“豚トロ”を絶対に食べない」は本当か?』にもあるように、食肉業界には消費者にとって“知られざる秘密”があるようだ。

 筆者の友人に、2年ほど前まで東京都の管理する食肉市場関係の仕事に従事していた人物がいる。彼は、以前から食肉に関する裏話を知っている様子だったので、今回詳しく聞いてみた。

slaughter_3.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

■と畜のバイトは6割がヤーさん

――食肉市場ってどんなところなの?

「東京都が管理する食肉センター内は、大きく、【都が管理すると畜部門】と【民間業者が管理すると畜後の肉を扱う部門】の2つに分かれてるんだよ。と畜は都の人間しかできないから都の管轄で、と畜後は民間の業者が共同出資した「内臓専門」とか「枝肉専門」の部門とか、色んな部門に細分化されてるんだよね」

――どんな人たちがそこで働いてるの?

「東京都がやっている、と畜にかかわるアルバイトなんだよ。でも、“みなし公務員”だから社会保障制度もあるしって感じで、歳いってる人の6割ぐらいはヤーさんだったかな(笑)」

――でも、ヤーさんかどうかはわかんないでしょ?

「わかるよ。着替えの部屋とか一緒で、普通に刺青いれてるし『いやー、俺も昔はさぁ』なんて色々話してくれたりしたから」

――つまり、ヤーさんの天下り先ってことなの?

「そうとも考えられるかもね」

――と言うことは、東京都とヤーさんが癒着してるってこと?

「どうなんだろうね。ほんとうに何人もいるけどねぇ(笑)」

――“みなし公務員”ってことは、年賀状の郵便配達員とかと一緒なわけでしょ? それにヤーさんは雇えないんじゃ?

「いや、昔は年賀状の配達員にもいたって聞いたけどね。と畜のほうは、ヤーさんから組織的に飛ばされたり派遣されてるってわけじゃなくて、破門された人とか足を洗った人がやるみたい。

確証があるわけじゃないけど、東京都とヤーさんが繋がってるように思えちゃうのは、“みなし公務員”のアルバイトの中で、もともと何々組にいたっていう繋がりができていたりするから。そのヤーさんたちも、俺が入った頃で10年とか20年とか働いているベテランの人たちだったし、そういうこともあるのかもね」

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