殺人、レイプ、獄中死…! 清原和博以上に悲劇的人生を歩んだ天才アスリート4名とは?

■教え子への性的暴行、男子柔道オリンピック金メダリスト内柴正人

downfall_3.jpg画像は「NNN」より引用

 男子柔道66kg級で、アテネ大会と北京大会のオリンピックを2連覇した内柴正人。バラエティー番組などへの出演も果たし、日本を代表するアスリートとしての地位と名誉を手に入れたかと誰もが思った。しかし、そんな状況は2011年に教え子たちへの準強姦容疑で逮捕されたことにより跡形もなく瓦解する。

 オリンピック金メダリストという肩書きと、指導者という立場を利用しての卑劣な犯行の手口、玩具を用いるなどの性癖、さらには既婚者であったことなどから、週刊誌を中心に彼の一連の悪行は性的にかなり露骨な内容も交えて連日詳細に報道され、すっかり社会的に抹殺されてしまった。この件を受けて、内閣府の紫綬褒章や熊本県民栄誉賞など、かつて授与された名誉ある賞の数々は剥奪され、2014年には懲役5年の実刑が確定。彼は現在も服役中である。

■獄中で非業の死を遂げた“最狂の喧嘩屋”ハイアン・グレイシー

downfall_4.jpg画像は「YouTube」より引用

 総合格闘技界で一時代を築き上げたグレイシー一族。初期UFCでの活躍や桜庭和志との歴史的な熱戦で知られるホイス・グレイシー、そのホイスをして「一族最強の男」と言わしめ、生涯無敗を誇ったヒクソン・グレイシーなどを知る読者も多いのではないだろうか。そんな“最強一族”グレイシー・ファミリーの中でも特に異才を放ったのが、ハイアン・グレイシーである。

 格闘技イベントPRIDEシリーズでは、桜庭和志や石沢常光らトップファイターと対戦し、幾度もその日の最終試合を飾るなど、総合格闘家としての人気と地位を固めつつあったが、それ以上に「自称ストリートファイト500戦無敗」、「喧嘩で相手の耳を喰いちぎった」「誤って銃で自分の脚を撃って重傷を負った」など、デンジャラスで破天荒な私生活の方がメディアから脚光を浴びることが多く、実際マフィアとの関係を指摘する声も少なからずあった。そして2007年、彼は地元ブラジルで車両強盗、並びにその車両での交通事故、そして駆けつけた警察官のオートバイを盗もうとした容疑で逮捕、収監され、その翌日、興奮状態の彼を落ち着かせるために医師が“不適切に”処方した薬によって、死亡してしまったのだ。ドラッグの影響もあったというが、わずか33歳という若さであった。


 いかがだろう。世界は広い。アスリートの数だけそこには転落の理由があるのかもしれない。清原氏が抱えているとされる薬物問題はとても深刻なものに違いないが、今回紹介した4つの事例と比較すれば、彼が更生できる可能性は大きく残されているのではないだろうか。あるいはPL学園時代からの友人である桑田真澄氏(48)が言うような「逆転満塁ホームラン」なんぞを決めるまでもなく、また人生を順当な方面へと推移させることができるかもしれない。彼は誰も殺していないし、強盗もしていなければ、性犯罪に手を染めた訳でもない。そして何より、まだ生きているのだ。日本プロ野球のレジェンドとして、ぜひともその矜持を我々に見せつけてほしいものだ。
(文=池上透)


参考:「abc NEWS」、「the guardian」、「nikkansports.com」、「bleacher report」、ほか

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