中国の「人間・遺伝子組み換え」は大丈夫!? ノーベル賞濃厚技術「クリスパー」と人体改造についてサイエンスニュースが語る!

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――クリスパーは、われわれがイメージする、「人間を改造する」という意味での遺伝子組み換えに近い感じがしますね。突然変異的な人間を作ったりとか……。

DSC_1779.jpg山下氏

山下 ただ、みなさんがイメージするのは、僕がいきなり雌になるみたいな、あるいは、川口さんが突然ムキムキになるとかそういうことですよね。でも、基本的に細胞は60兆個あるっていわれていて、そのすべての遺伝子を変えるのは相当大変。だから、仮面ライダーの変身のような、急激な突然変異は起きないでしょう。

 ただ、生殖系の細胞に変異が起きれば、それが増えていくので、子どもに何か変化を起こすということは可能です。人間の受精卵に対してクリスパーのような技術を使えば、スマート人間じゃないですけど、頭がいい人間が誕生するかもしれません。

 実は、人間の受精卵の遺伝子操作を、中国の研究者がもうやってはいます。結果として、狙ったところだけを叩けなかったとか、いろんな変異が入っちゃたりとかで、うまくいってないんですけど、受精卵に対して人為的に遺伝子の組み換えをしていることは確かですね。

――クリスパーの誕生によって、倫理的な問題が生じそうですね。

山下 もう生じています。テクノロジーが発達したことで、遺伝子の組み換えがやりやすくなってしまったので、研究者は危機感を抱いてます。実際に、昨年科学者が集まって、人間の生殖細胞に対してクリスパーを利用するべきではないという警告を発表しました。

――人間の生殖細胞への遺伝子組み換えは慎重にと。

川口友万氏(以下、川口) 失敗する可能性が高いでしょ。遺伝子組み換え失敗して、そのまま生まれちゃったらすごく可哀想。

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