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天野ミチヒロ

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植物人間

■次々に飛び出すフリークスたち

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※イメージ画像:『フリークス』

 学生たちは「そう言えば、最近ブリジット見ないね」と心配しつつ、放課後にブライアン博士を伴って夜のカーニバルへ繰り出し、「奇形人種の王族」と書かれた見世物小屋へ入る。そこでは半猿半女の「モンキー・ウーマン」「ボルネオの火食い男」などの世界ビックリ人間と共に、実際のフリークスや病気にかかった人が次々と紹介されていく。


●アゴヒゲを生やした「ヒゲ女」
●足がカエルのように変形している「カエル少年」
●単なる激ヤセ女の「生ける骸骨」
●両足が曲がっていて捻り菓子プレッツェルのように見える「プレッツェル男」
●魚鱗癬(ぎょりんせん)に罹って全身の皮膚がウロコ状になった「ワニ女」
●目玉を出したり引っ込めたりして女性客を失神させる「ポップ・アイ」(実際のショーで失神者が出た。本名ウィリー・イングラムは、日本にも来日したことがある)


 そして「チベットのトカゲ女」は、巨大な白目だけの両眼を持つひょっとこのような口をした化け物。だが、それは行方不明になっているブリジットの変わり果てた姿だった。教授は実験の失敗作を見世物用として座長に売却していたのだ!

 さらに教授は男子を欲し、ブリジットの学友トニーをリンチにさらわせ、同じくひょっとこ植物怪人に改造する。トニーは自力で実験室を脱走したが、空腹になると身体の前面に付いているクサがホームレスをバクリと食べてしまう。トニーはウサギを食ったハエトリグサと合体させられていたのだ! ノルター教授は実験の際に、「光合成して食糧危機を…」などと話していたのに、なぜわざわざタンパク質を補う食虫植物と合体をさせたのか? 完全に狂っている。

■反乱するフリークスと改造人間

 ある夜、フリークスのカーニバル終了後、メンバーの誕生日パーティーが催される。そこへリンチが現れ、皆が「一緒に祝おう」「仲間でしょ?」と誘うが、ノルター教授に顔を治療してもらう約束をしているリンチは、「化け物と一緒に飲めるか!」と怒り出し、バースデーケーキを踏み潰し、食い物や飲み物を蹴散らす。ここは『フリークス』で、小人と婚約した悪女が皆から「仲間だ」と祝福され、「あんたらと一緒にしないで!」とブチ切れるシーンを踏襲している。

 そしてクライマックスはノルター教授の研究所で迎える。ブライアン博士は恋仲になった女子大生の改造を阻止するため研究所へ駆け付けたところ、リンチに殺されそうになる。そのピンチを救ったのは、これまでリンチに虐められ続けてきたフリークスたちだった。このシーンも『フリークス』へのオマージュだ。「化け物め!」と罵声を浴びせるリンチの体に彼らは無言でナイフを投げつけ、1発、2発、3発と痛みを味わわせるように突き刺していく。リンチは数匹の凶暴な番犬が繋がれている場所まで追い詰められ、寄って集って咬み殺されてしまう。一方実験室では、ハエトリグサ男のトニーがノルター教授に襲い掛かっていた…

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