人間の女性だけが経験する閉経&更年期の謎! 人類に埋め込まれた「おばあちゃん仮説」とは?(遺伝子研究)

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postmenopausal2.JPG画像は「Wikipedia」より

 更年期を過ぎたシニア女性は「自分の孫の代まで生き続けることで、自分の遺伝子が確実に次の世代へとつながっていくよう保護しようとする」(ケビン・アーバックル博士)そうで、そのために閉経後も大切な遺伝子を守ろうと「究極の役目」を果たしているというのだ。

 この2つの相反する仮説について、論文の共著者であるリバプール・ジョン・モーズ大学のハーゼル・ニコルズ博士は次のように語っている。「科学における意見の対立を調整するのは一苦労ですが、この適応・非適応形質論は両方とも正しいといえるでしょう。生殖システムにおける進化過程で、それぞれどの部分に理論を当てはめるかの違いだけです」。つまり、どっちもオッケーというわけだ。

 また、ヒトを含む26種の哺乳類のデータを検証した結果、多くの種のメスがオスと連れ添っているときは長生きをすることも判明した。つまり、たとえ更年期障害が現れる年頃を過ぎても、同じ屋根の下で夫婦仲良く、孫の世話をするグランマは、進化生物学的には“最も発展した種”といえるのかもしれない。
(文=佐藤Kay)


参考:「Daily Mail」、「Biology Letters」、「EurekAlert」、ほか

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