マイナンバー運用開始で詐欺対策は大丈夫? 仲間割れで殺人も起きている振り込め詐欺

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0318number2.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

■見苦しい罪のなすりつけ合い

 事件発覚のきっかけとなったのは、1枚のはがきだった。「あなたは電子消費料金未納で訴えられています」という内容で、差出人は「関東中央管財局」と記載されている。もちろん、そんな役所は存在しないのだが、記されている連絡先に電話してみると、弁護士費用38万円を振り込めば裁判を取り下げられるという。そう、架空請求詐欺だ。

 平成16年5月、このはがきを受け取った徳島の女性が、徳島東署に被害届を出していた。振込先の口座から捜査が始まり、銀行の防犯カメラに映った映像から「出し子」が割り出されたのである。

 平成17年2月、部長たちが逮捕された。そして取調中に阿多が4人の殺害についても自供したことから、殺人罪についての捜査も始まった。6月8日には逃亡先の福岡で清水が逮捕され、6月18日に4人の遺体が発見された。

 裁判では、死亡の時に居合わせなかった清水が、「監禁や暴行は指示したが、殺せとは言っていない」と主張したのに対し、他の3人は、清水に逆らえなかったと主張。伊藤は「裏切ったら家族ごと殺すと脅された」と言い、弁護人も「リーダーらのマインドコントロール下での犯行だった」と主張した。

 一審の最後に裁判長から「何か言っておくことはないですか」と問われた清水は、「逮捕されてから(仲間が)どんどん敵味方に分かれ、3人と争う形になってしまった」と言葉少なに語った。

 平成25年1月29日、最高裁で清水への死刑判決が確定した。

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