奇習! ロシアンルーレット受精 ― 村全体で子どもを“共同生産”する謎の儀式(房総半島)

【日本奇習紀行シリーズ】 関東南東部房総地方

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 巷では、浮気癖のある女性が子どもを生むと、誰が父親なのかわからないといった揶揄が、しばしばなされる。だが、世の中には、あえてそうした状態にするという、なんとも奇特な人々がいる。今回ご紹介するのは、かつて房総半島のある地域で行われていた、「ロシアンルーレット受精」とも言うべき、奇妙な風習だ。


「要はね、今にして思えば、寡婦対策だとか、子育て支援だっていう見方もできなくはないけれども、平たくいえば、どんな女も、村の男全員と交わるっていうことだからね(苦笑)。あれは単に大人の助平な嗜みだったんじゃないかな」


 かつて自身が目の当たりにしたという、そのなんとも不可解な風習についてそう証言するのは、千葉県在住の自営業・山崎鉄矢さん(仮名・62)。山崎さんの話によると、彼が生まれ育った房総半島のある集落では、古くから、事実上の輪姦とも言える行為が、大々的に行われていたという。


「とにかく全員だよ、全員(苦笑)。女たちは目隠しされているから、どの男とどんなことをしたかってわかりゃしないんだけれども、男たちからすれば、村の女全員のアソコの具合から乳の柔らかさまで何でも知ってるっていう状態。今にして思えばとんだ風習だわね」


 山崎さんの話によると、その集落に住む女性たちは、毎月15日になると、寄合所のような役割を果たしていたという寺の庫裏に集められ、まず、目隠しをされるという。その後、その寺の僧から手を引かれる形で順番に外へと連れ出され、そこに待機していた村の男衆たちと、相次いでセックスを行うのだそうだ。現代の我々の感覚からすれば、それこそ企画モノAVさながらの、実に驚くべき光景である。

「そりゃあね、村の男が全員果てるわけだから、時間はかかるよ。長い時間かけて男たちはその女に出していくっていうさ。しかも一晩に何人もだよ? 当然、弾切れになっちゃうからって言って、儀式前の1週間くらいは出し惜しみしたりね。それでも足りなくて、まむし酒なんかを飲んで精をつけたりとか、いろいろとやっていたらしいよ(苦笑)」


 無論、そうした行為が毎月繰り返されることで、女性たちの中には、妊娠する者も現れる。しかし、当の女性からすれば、一体誰が父親なのかもわからない。しかし、それでも女性たちは出産し、以後、生まれた子どもたちは、「集落全体の子」として育てられていくのが掟だったという。


「無論ね、戸籍上はその家の子ということにはなっているけれども、誰の子だかわからないわけ。だから村全体で育てるっていうことなんだよな。そうだよ、俺だって誰が父親なのかわからないんだもの(苦笑)」


 こうした奇妙な風習が生まれた背景は、今となっては知る由もないが、山崎さんのように、少なくとも誰が父親なのかわからないまま大人になった人々は、かなりの数、存在しているのだという。とても我々が住むこの国で行われていた儀式とは思いがたいが、土着の奇習というものは、得てしてそうした性質を持つものなのかもしれない。
(取材・文=戸叶和男)

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