「清原は指導者として最高」高校野球界が褒め称える謎の理由とは?

関連キーワード:

,

0310kiyohara_01.jpg※イメージ画像:『男道』(幻冬舎)

 プロ野球界の元スーパースター・清原和博容疑者の逮捕から1カ月以上が経過した。プロ野球界に与えた衝撃は大きかったが、それ以上に見過ごせないのが未来ある高校球児たちへの影響だ。

 甲子園のヒーローとして、今もその名が語り継がれる清原容疑者だけに、現役時代を知らない高校生世代でも憧れを抱く人間は多い。

「昨年までは、高校生に打者としてお手本にしたい選手を聞くと、日本ハムの中田翔選手か、清原容疑者の名前を挙げる子が多かった。右打ちのホームラン打者と言うとやはり憧れるんでしょうね。それだけに衝撃は大きいですよ」(高校野球担当記者)

 清原容疑者の逮捕は指導者にも改めて、「野球以外の教育」の重要性を認識させたようだ。

「清原容疑者の事件発覚以降、強豪校の監督と何人か話をしたんですが、やはり『子供たちの未来を考えたら野球だけをしていればいいものではない』ということを言う人が多い。元々、近年は野球以外の学力や社会常識を身につけさせることを重視する監督は多く、強豪校でも学業を重視したり、本を読ませたりするところが増えています。元球児の不祥事が世間からバッシングを受けると、日本の野球の将来にも響きますからね」(前出・同)

 球界の不祥事が相次げば、野球人口の低下に歯止めが利かなくなる。現場にはそうした危機感もあり、「あいさつ」「礼儀」といった最低限のレベルより上の人間教育に力を入れる監督が増えたという。

「ある監督さんは『清原は最高の反面教師だ』とも言っていました。野球漬けの生活をして、野球しか知らずに社会に出てしまうと、人の道から外れているのに、それに気がつかず生きるようになってしまう。グラウンドでは、どんなに努力家で礼儀正しくても、外でやりたい放題になってしまってはどうしようもないです。ただでさえ、野球しかしてこなかった田舎の高校生がいきなり大金を手にすれば、よからぬ輩も近寄ってきますから。危険性を具体的に知らしめるには、清原容疑者の凋落は最高のテキストみたいですね」(前出・同)

 グラウンド外でハメを外したことで道を踏み外してしまうことを示す好例として、清原容疑者の影響力は大きいという。

0310kiyohara_02.jpg※イメージ画像:『試練が人を磨く』(扶桑社)

「今は多くの監督が、日本ハムの大谷翔平選手を見習わせようとします。プロ入り後も、浮かれることなく両親に金の管理を任せ、野球に邁進する姿はたしかにいいお手本。一方で、先ほども話した監督さんは『正直、子供たちの将来を考えるなら清原容疑者は絶対に社会復帰などせず落ちぶれるところまで落ちぶれてほしい』とまで言っていました。

 たしかに、結果的に表舞台に戻ってきてしまえば、あそこまで野球を極めたスーパースターなら、道を外れてもなんとかなる、と思わせてしまいます。野球以外の勉強や、社会のことをもっともっと学ばせたいと思う指導者であれば、『清原容疑者のようにならぬためにも、野球以外の面もしっかりしろ』という教え方をするのは当たり前のことでしょう」(前出・同)

 今後、清原容疑者ができる最高の社会貢献は社会復帰しないことなのかもしれない。

関連キーワード

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ