奇習!“生娘の初夜権”を巡る岐阜の惨劇 ― ねじれた処女信仰と奇妙な儀式とは?

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【日本奇習紀行シリーズ】 岐阜県北東部

0311kawabe_01.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 今でも、いわゆる「処女信仰」のようなものは存在している。だが、かつて日本では、そうした信仰があまりに強烈に働き、その結果、なんとも奇妙にねじれた形で儀式として成立した時代も存在していたという。岐阜県の北東部、飛騨地方に近いある山間の寒村地帯で行われていたその儀式は、まさにそうした「ねじれた処女信仰」を物語る奇習のひとつだ。


「あれは私が20歳くらいの頃でしたかね…。今となってみれば、あれが本当に起きた出来事なのかすら、曖昧ですよ。いや、記憶違いであって欲しいものです」


 今回、我々の取材に答えてくれたのは、現在、名古屋市内の特別養護老人ホームで暮らす山川力蔵さん(仮名・89)。彼は今を遡ること約70年前の1940年代半ば、自身の生まれ育った岐阜の寒村で目撃したある悲劇が、未だに忘れることができないでいるという。


「もともと私の生まれた村ではね、結婚前の娘がね、嫁ぎ先にいる義理の親兄弟に抱かれるという風習があったんですよ。要は一緒になる男よりも先に、その家の義父やら義兄弟やらに抱かれるっていう。けれども、あるとき、それをどうしても受け入れられないっていう若い男女がいましてね、それで事件が起きたんです」


 山川さんの話をまとめると、どうやらその村には、いわゆる「初夜権」を巡る儀式が存在していたようだ。だが、ある若いカップルが、そのおかしな風習がどうしても納得できずに、村のしきたりに「反抗」したのだという。とはいえ、まだまだ時代は閉鎖的な時代。そうした思いが受け入れられるはずもなく、彼らはついに駆け落ちを決意する。しかし、それが悲劇の始まりだった。

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