人間の死期を予想する「死の時計」とは? 英大学が取り組む余命研究の裏側!

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0404insuhon2.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

■英国の年金制度改正により研究加速か

 英国では確定拠出年金の自由化により、それまでの確定給付型企業年金から確定拠出年金へと移行する流れが生まれ、退職する人々の資産運用の選択肢が広がった。そのため、保険会社だけでなく企業側も退職者たちのニーズに応える保険を開発しなければならず、今回のような研究を急ピッチで始めたのである。

 カザレット氏は、「この研究は実用的で、経済的で、医療的な利益がある」と主張する。たとえば、退職後の計画をしている人が、ある薬を飲み続けることで寿命にどのような影響を及ぼすのかを知ることができ、人生設計を立てやすくなるということだ。

 クリンスカヤ教授も、制度改正により選択肢が広がった今、退職後にいくらお金を使えるのか理解するためにも、自分の寿命を知ることはよいことだと考えている。そしてそのメリットは、個人の金銭面だけにはとどまらないと話す。

「われわれが予測する寿命はあくまでも平均的なものであって、個々人の寿命の予想をするわけではありません。また、医者が患者にどのように薬を処方するのかも重要です。そこでうまく研究を生かせれば、医療リソースの有効活用にもつながります。さらに保険会社も、人々のお財布に見合った年金を作ることができるんです」

 多くの人は自分がいつ死ぬのかを細かく知りたくはないだろう。しかし、それを知ることで効率的に自分のお金を使えることは確かだ。自分の具体的な死期を計算して、人生設計を行う時代は近いのかもしれない。

参考リンク:「Telegraph」、ほか

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