売春・梅毒で死に、犬のように葬られた日本の少女たち ― もうひとつの女工哀史

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【日本奇習紀行シリーズ】 女工哀歌

0419baishun_01.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 諸事情から詳しくは説明できないものの、東名高速の東京インターから1時間程度西に行った、静岡と神奈川の県境付近にあるとある地域は、かつて、養蚕で栄え、近県が数多くの女工たちが集まり、ちょっとした賑わいをみせた場所である。しかし、それこそ女工哀史ではないが、彼女たちの日常は、決して幸福なものであったとは言い難かったという。

「どの子も貧しい家の子でね…それが給金をもらえる日になると、年下の兄弟にでもやるのか、飴玉なんかを買いにきてさ。本当は自分だってそういう甘いものなんかを食べたい年頃だっただろうに…泣けてくるよね」

 今回、我々の取材に応じてくれた松本さん(仮名)は、当時、この地域にある役場で働いていた元公務員。そんな彼が仕事の合間などで中心部に赴いた際、街角で見かける彼女たちの姿は、あまりに悲惨なものであったという。

「もうね、ガリガリにやつれちゃってひどいったらありゃしない。本当、栄養失調の子どもみたいだよ。しかもお風呂にもまともに入れてもらえないのか、いっつも薄汚れたナリでね。湿疹とか、かぶれなんかが、手足に出ている子も多かったなぁ」

 こうした状況に彼女たちが陥ってしまった背景には、無論、女工とし従事している過酷な労働があることは言うまでもない。そして、実際にはそれ以外の「ある事情」も深く関係していたのだという。

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