テレビ番組表を見ればわかる、フジテレビの“上から目線”と悪いクセとは?

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 やはりフジテレビに元気がない。福山雅治主演の月9「ラヴソング」は初回の10.6%以降、視聴率は1ケタ続き。平日夜帯の新番組「ユアタイム」も早くも視聴率2%台を叩き出してしまうなど波に乗れていない。

「正直、もう『数字が悪い』みたいなバッシングはしたくない。溺れた犬を叩くよりも、景気のいい話題をふりまいてくれたほうが、こっちとしても裏側を取材するモチベーションが上がる。だから『フジテレビには純粋にもっと頑張って盛り上げてほしい』という話を同業者ともよくする」とは出版業界関係者だ。

 だが、再浮上までの道はまだまだ遠いかもしれない。ある制作会社のスタッフは「再放送ひとつとっても、やっぱりフジテレビの悪いところが出ている」と指摘する。

「細かいところなんですが、『ラヴソング』などのドラマが1話、もしくは2話3話あたりまで放送された週末の再放送やダイジェスト番組のラテ欄で、フジテレビは『今ならまだ間に合う!』とうたっているじゃないですか。たしかに少し前までは、どの局もやっていた表記ではあるんですが、近年はドラマ自体の視聴率が下がっているので、『今なら間に合う』なんていう、無駄に上から目線の表記は控えています。他局はできるだけそのような表記はしない方向ですよ」

 最初の方の話を見逃した視聴者にとってありがたい再放送は、当然、テレビ局側にとっても、新たな視聴者を獲得するための重要なコンテンツだ。とはいえ、全体的に視聴率が下がり、どちらかと言えばテレビ局側が「見て下さい」と平身低頭にならざるを得ない昨今は、「見てもらうのが当然」というスタンスの表記は避ける傾向にあるというのだ。

「たとえば、『半沢直樹』や『家政婦のミタ』などの高視聴率ドラマがクール終盤に差し掛かって『まだ間に合う!』とまとめの再放送を行うなら皆が納得しますよ。ただ、今回は皆が見たがっていないから数字が悪いのに、なぜ『今ならまだ間に合う』と、本当は皆が見たがっていることが前提の売り文句をつけるのか。面白いものを作っているという自信がある以上、別にへりくだる必要はないけど、結果が出ていないのにそれでも『見られて当然』という宣伝の仕方をしていては、さらに視聴者の反発を招くだけ。ここまで数字が下がっている現時点でそうした意識が全くないのなら、今後もしばらく浮上することはないんじゃないですかね」(前出のスタッフ)

 一度しみついてしまった「クセ」のようなものは簡単には抜け出せないのかもしれない。

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