「ガサをかけたいのに…」野球賭博事件、警察捜査当局のヤル気がない!?

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yakyuu0512.jpg画像は、Thinkstockより

 球界を激震させた野球賭博事件が混迷を極めている。警視庁組織犯罪対策4課に逮捕されたのは、元巨人投手の笠原将生容疑者と元飲食店経営の斉藤聡容疑者。笠原容疑者は顧客を集めた賭博開帳図利ほう助容疑、斉藤容疑者は胴元として賭場を開いた賭博開帳図利容疑で逮捕された。

 このほか、当局は賭博への関与が判明している元巨人の松本竜也、高木京介、福田聡志の3選手と日本野球機構(NPB)の調査で野球賭博常習者の1人と認定された愛知県の大学院生M氏を賭博容疑で立件する方針。

 なかでも当局が“最重要人物”と位置づけているのが、M氏。肩書きこそ「大学院生」だが、40代でかつては都内などで飲食店を経営していた。

「警察はM氏を『山口組の周辺者』とみている。M氏をたどっていくと、名古屋に拠点を持つ山口組の有力組織にぶち当たる。当局はM氏を何としても立件し、ガサをかけたい」(社会部記者)。

 球界に蔓延する野球賭博の裏で山口組の有力組織が糸を引いていたとなれば、一大事。同組織の名前は今月17日に初公判を控える清原和博被告のシャブルートの中でも挙がっており、全てが明るみになれば球界は再び混迷を極めるだろう。だが、警察関係者は「捜査当局のやる気が問題」と述べた上で、次のようにこぼす。

「賭博罪は現行犯が原則。捜査の面倒くささの割には、起訴まで持ち込めず、書類送検で済ませるケースも多い。山口組への牽制という意味でやる必要はあるが、中枢の大物組長まで捜査が及ぶとは思えない。捜査員のモチベーションはそこまで高くないと聞いている」。

 ならば、なぜ事件化させたのか? 

 前出の社会部記者は「読売グループのプレッシャーが相当あったようだ。逮捕された笠原と斉藤容疑者は昨年から読売を脅していた。脅し現場の一部始終は高木京介が会見で明かした通り。読売は球界の浄化に取り組む姿勢を見せる一方で、笠原容疑者らを逮捕するよう警察に働きかけていた」と話す。それで本当に逮捕させてしまうのも恐ろしいが…。週刊誌などでは「次なる大物」の見出しも躍っているが、すべては捜査員の本気度にかかっているようだ。

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