破裂しそうなほど巨大な頭を持つ子どもたち
【閲覧注意】破裂しそうなほど巨大な頭を持つ子どもたち ― 「水頭症」と貧困の二重苦
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一般に赤ん坊の頭は体に対して大きく、バランスが保てないため、生まれてからしばらくは首がすわらない。ただ、中には先天的な病気のために頭が大きい状態で生まれてしまい、成長とともに頭部が異常に膨らんでしまうことがあるようだ。バングラデシュで暮らす2歳の少年の場合は、頭がサッカーボールのように巨大化してしまった。その様子が、英紙「Daily Mail」にて今月25日に伝えられた。
■破裂しそうなほど膨らんだ、血管だらけの頭

父親らしき男性に抱かれた少年の頭は、小さな体に対して、驚くほど大きい。横幅は肩幅の2倍ほどあり、縦の長さは、肩から腰までの長さとほぼ同じ。ほとんど髪の毛はなく、うっすらと産毛のようなものが広い頭を覆っている。目や鼻、口といったパーツは狭い範囲にまとまっているため、頭の余白部分がなおさら広く感じられる。特徴的なのが、その眼だ。頭の皮膚に引っ張られるように、まつ毛がぴんと上向いているにもかかわらず、目は閉じたまま。そして両耳の手前には、何本もの青い血管が浮き上がって見える。
■貧しさのため治療を受けられず、膨らみ続ける頭

少年の名はエモン。通常より大きな頭のため帝王切開で生まれたが、成長とともに彼の頭は異常なほど巨大化した。何とかしたいと思った両親は、近くの村にいる医者に連れて行き、スピリチュアルな治療を受けさせたという。それでも頭の肥大は止まらない。後日、正式に「水頭症」と診断され、医者からは助かる方法があるとすれば外国で医療を受けることだと伝えられたが、不幸なことに一家には経済的余裕がなく、両親は絶望に打ちひしがれたという。
そのままエモンの頭は肥大し続け、やがて20ポンド(約9キロ)もの重量に。それは1歳児の体重に相当する。エモンは水頭症によって話すことも、手足を動かすこともできないため、両親は常に彼の世話をする必要があるという。
■「水頭症」の正体

通常、脳や背骨は、栄養分の供給と老廃物の除去に必須な脳脊髄液(CSF)と呼ばれる流体によって取り囲まれている。体は常に新しいCSFを生産し、古い流体は血管に吸収されるのだが、もしもこの過程に問題が起こった場合、CSFが供給されすぎて脳に圧力がかかり、幼児の発達を阻害する。これが水頭症だ。
水頭症を引き起こす原因としては、母親が妊娠中に感染した、おたふく風邪や風疹などが考えられている。水頭症の主な症状としては、頭痛や嘔吐、混乱、視力の問題などが挙げられるが、放置しておくと永久に脳障害が残ることになる。
治癒のカギとなるのが、「分路」という治療法だ。これは余分なCSFを血に吸収させるため、脳と腸の周辺にあるスペースを細いチューブをつなぐというものだ。
■手術によって回復したインド人少女も

「Daily Mail」は、さらに水頭症のインド人少女ルーナ・ベグムについてのニュースも掲載している。彼女は2歳の誕生日を迎える前、頭の周囲が通常の3倍、約94センチほどにまで膨らみ、まっすぐに座ることさえ不可能になっていた。しかし、ニューデリーの病院で一連の手術を受けた後、回復。頭は58センチの大きさまで縮んだという。術前のルーナの写真は、エモンと同じか、それよりも大きく風船のように膨らんでおり、大人の倍以上あるようにも見える。やはり血管が浮き出し、毛は生えていない。しかし、術後の写真でベッドに寝かされているのは、一般的な少女と変わらぬ頭をもつ少女だ。

水頭症は母体が感染症にかかることで起こるため、妊婦は十分な注意が必要だ。「分路」という手段があるとはいえ、エモンのように治療費が工面できない場合は絶望的となる。小さな子どもが嘔吐や混乱などさまざまな苦痛を感じ、果ては脳や心身に障害を負ってしまうのは悲劇と言うほかない……。
参考:「Daily Mail」、ほか
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