15歳少女「喉を切り裂き、めった刺し。超楽しかった」
【閲覧注意】日本アニメに傾倒する15歳美少女が美少女をメッタ刺し「喉を切り裂き、超楽しかった」
2009年10月21日夜7時、ミズーリ州ジェファーソンシティ郊外に住む9歳の少女、エリザベス・オーテンが行方不明になったと警察に通報が入った。エリザベスは近所の友人宅に遊びに行っており、暗くなる前には必ず帰宅するはずだったのに、まだ帰ってこないというのだ。「友人の家を出たのは夕方6時15分。暗闇を怖がる子だし、家出なんてするような子でもない。携帯に電話をかけても出ないし、なにか事件に巻き込まれたのでは」と母親はヒステリックになっていた。

警察はすぐに捜査を開始。彼女の帰路を中心にくまなく探し、友人宅も家宅捜査した。その友人宅には15歳になる長女・アリッサも暮らしており、警察がアリッサの部屋を調べると、ベッドに隠された日記を発見する。そこには黒く塗りつぶされたページがあったが、不審に思って解読し、驚愕した。それはなんと、人を殺したという告白文だったのだ。
「なにか知っているのか」と聞かれたアリッサは、あっさりと自分が殺したことを認め、遺体を埋めた場所まで警察官を連れて行った。「なぜこんなことをしたのか」と問われると、アリッサはこう答えた。「人を殺すのがどんな感じなのか、知りたかったから」
■薬物とアルコールに依存する両親
アリッサ・バスタマンテは、1994年1月28日、両親に望まれずこの世に誕生した。母親は10代でアリッサを出産。彼女は重度の薬物依存症でアル中でもあり、日夜関係なくドラッグでハイになる生活を送っていた。物心ついたアリッサの前で、OD(薬物過剰摂取)で死にかけたこともあったという。薬物所持や飲酒運転などで何度も逮捕され、まともに子どもの面倒など見られる状態ではなかったのだ。そして、母親同様に父親も薬物とアルコール依存症。そのうえ暴力的な男で、障害事件を起こして禁錮10年に処されるなど、育児にはまったく関わっていなかった。
1998年、育児を放棄している母親からアリッサたちを救うため、州政府の児童保護局が動いた。アリッサと双子の弟、異父妹たちを保護し、家庭裁判所に「養育権と親権を祖母に移すように」と求めたのだ。重い依存症を抱える母親が育児ができないことは誰の目にも明らかで、その訴えは認められた。こうしてアリッサたちは、ミズーリ州ジェファーソンシティ郊外に住む祖母の家に引っ越し、その後は祖父母から愛情を注がれ育っていった。
学校でのアリッサは、教師を安心させるような真面目な生徒だった。とびきり頭が良いというわけではなかったが、成績は中の上、かつ人に好印象を与える落ち着いた会話ができる生徒だった。
■自傷癖と衝動的自殺未遂
しかし、アリッサの心は大きな闇を抱えており、成長とともにその闇が表に現れるようになっていった。精神的に傷つくたびに「落ち着くから」と、カッターナイフの刃で自分の腕や腹、足などを切るようになったのだ。自分の腹部に大きく「HATE(嫌悪)」と切り刻むこともあった。出血するほど強く自分の腕を噛んだり、タバコを押しつけた跡も多く、体は傷だらけだった。逮捕時に身体検査を行った結果、アリッサの体には300カ所以上の自傷跡が認められると報告されているが、それほど彼女の自傷癖は重傷だった。
彼女の自傷癖は年を重ねるごとにエスカレートし、2007年9月のレイバー・デー(労働者の日)、アリッサは初めての自殺未遂に及んだ。まだ13歳という少女だったにもかかわらず、彼女は大量の薬を飲み、命を絶とうと試みたのだ。薬は強く、予想以上に早く効き、アリッサは洗面所で意識を失い転倒。その音を聞き、駆けつけた祖母が救急車を呼んだため一命を取り留めた。治療後、アリッサは精神科医の治療を受けるようになった。医師は、アリッサが「うつ病」で「反社会性パーソナリティ障害の症状もある」と診断。強い抗うつ薬プロザック(フルオキセチン)を処方した。この薬は重度のうつ病患者に効果があるが、あまりにも強いため「児童青年向きではない」とされているもの。そんな強い薬をアリッサは処方されるほど、精神状態は悪かったのである。
■ネット上での裏の顔「狼影」、そして妄想はエスカレート
そんなアリッサだが、学校では相変わらず「よい子」で通っていた。一方で、この頃から深くはまっていったネットの世界では、「悪」の人格をむき出しにした。Myspace、Twitter、Facebook、YouTubeにアカウントを開き、目のふちを黒く塗りたくった「歌舞伎風メイク」をし、口から血が滴るように真っ赤な口紅を塗った自撮り写真を投稿した。人差し指をこめかみに当てたり、挑発的なポーズを取ることもあり、自傷跡を誇らしげに見せたりもした。

ちなみに、アリッサのYouTubeのアカウント名は「okamikage」。ローマ字読みすると「おかみかげ」となるが、本人は「日本語で狼影(おおかみかげ)という意味」だと説明していた。アリッサが逮捕された後、親友が彼女を懐かしむ動画をYouTubeに投稿し話題を集めたが、その親友のYouTubeアカウント名は「kakashifangirl27」。彼女も日本語の「カカシ」という文字を使っており、日本のアニメ好きで、声優になることを夢見ていることから、アリッサも日本のアニメが気に入っていたものと見られている。
アリッサは、YouTubeで「趣味は自傷と人殺し」、Twitterには「住所は存在したくない場所」と記した。YouTubeには、牧場に張られた電気柵に触り、悲鳴をあげて笑いながら倒れこむ姿、当時9歳だった双子の弟にも電気柵を触るよう命じ、倒れる姿の動画などを投稿。Twitterには、事件の数週間前「わたしが人生で求めていること、それは全ての痛みの理由」とツイートするなど、異様なまでに「痛み」「苦しみ」に興味を抱いていた。そして、次第に「人の死」「人殺し」に強く惹かれるようになっていった。「自傷をしながら、人を傷つけることを妄想して興奮する」までにエスカレートしていったのだ。
■ついに殺人鬼へと変貌「超楽しかった」
心に闇を抱えていたアリッサは、2009年10月15日、自宅近くの森の中に大きな穴を2つ掘った。穴は死体を埋めるために掘ったが、この時点では殺しのターゲットは決めていなかった。同月21日、アリッサは“獲物”を見つけた。5歳の妹とよく遊ぶ9歳の近所の子供、エリザベス・オーテン。警戒心が強く、暗闇が嫌いなため、日が暮れる前には自宅に戻る、幸せいっぱいに育っている近所の女の子だった。

21日、アリッサは、帰ろうとするエリザベスの携帯に電話をかけ呼び戻した、そして「森の中にすごいサプライズがあるの。一緒に行こう!」と誘った。アリッサのことを知っているエリザベスは、「行く!」とついて行った。アリッサは台所から包丁を持ち出し、服の中に隠していたが、エリザベスはそんなことを知る由もなく、にこにことしていた。アリッサは、6日前、死体を埋めるために掘った穴の場所で止まった。そして、直後、アリッサは豹変した。包丁を振り上げ、怯え叫ぶエリザベスに切りつけた。そして、首を思いっきり絞めた。アリッサはこの時のことを、「エリザベスの目から光が消えるまで、絞め上げた」と供述している。
エリザベスの目から光が消え、動かなくなったことを確認したアリッサは、今度はナイフで繰り返しエリザベスの体を刺した。全身の力を込めて刺したため、あばら骨を貫通したり、心臓を貫通し脊髄まで達した傷もあった。そして、とどめとして、首と手首を切り裂いた。やりたかったことを全てやったアリッサは満足し、エリザベスを穴に埋め、帰宅した。犯行に使ったナイフは食器洗い機の中に入れ、シャワーを浴びた。そして日記に、こう記した。
「たった今、人を殺ってきた。首を絞め、喉を切り裂き、滅多刺しにして。もう死んでる。今、この瞬間の私は無感情。最高に素晴らしかったけどね。“こんなことできないよ”って気持ちを乗り越えると、超楽しくなってきた。今は不安定な感じだけどね。教会にでも行かなきゃ。爆」
しかし、エリザベスの母親から通報を受け動き出した警察により、アリッサの罪はすぐに突き止められたのだった。
■その後の裁判と、現在のアリッサ
殺しがバレてもアリッサは平然としており、警察にも協力的だった。しかし、拘置所でも自分の爪を使って自傷する癖は治らず、「自殺の恐れあり」として監視が強化された。

実は事件当時のアリッサの精神状態は非常に悪く、事件が起こる2週間前から精神科医らは「自傷、他傷の恐れがある」として、通院ではなく入院治療をするようにと勧めていた。プロザックの量も増えていた。事件後、アリッサを診察した精神科医も「重度のうつ病」と認め、「境界性パーソナリティ障害」でサイコパス予備軍だとも診断した。しかし、検察官は「事前に遺体を隠す穴を掘るなど計画的な殺人」「事件時は正気だった」として第一級殺人罪で起訴した。2009年11月17日に行われた罪状認否では、アリッサは無罪を主張。裁判官から「成人と同様の裁判を受けるように」と命じられ、保釈なしで拘置されることになった。
拘置所のアリッサは相変わらず自傷し、うつが悪化。弁護士は精神病棟での入院治療を裁判所に申し立て、受け入れられた。アリッサは治療を優先し、裁判は2012年1月30日まで延期となった。
■不満タラタラ、反省ゼロ

この裁判が始まる直前、司法取引が行われ、アリッサは「強制性終身監禁刑に処される第一級殺人罪で裁かれる」代わりに、「(計画性のない殺人である)第二級殺人罪と、武器の所持罪での有罪を認め」、仮釈放の可能性がある終身刑と禁錮30年に処された。治療が効いているのか、アリッサは、耐えられなくなった祖父母が法廷から出て行く姿を見て、2年ぶりに涙を流した。そして、「ごめんなさい」「もしわたしの命の代わりにエリザベスが生き返るのなら、喜んで捧げる」と言った。終身刑といっても、35年後には仮釈放される可能性が高く、エリザベスの母親は不満げだった。
しかし、この裁判の直後、別件で米最高裁判所が「未成年はいかなる罪状で有罪となっても、強制性終身監禁刑には処さないこととする。終身刑の場合、必ず仮釈放をつける」という判決を下し、法改正が行われた。これを知ったアリッサは、新たに弁護士を依頼。「もし、法改正が行われることを知っていたら、司法取引など受けなかった」「第一級殺人罪で、無罪を主張した」「だから、裁判をやり直すべき」と訴えた。万が一、無罪になればという思いで、あがいているのは明らかだったことから、法廷は刑は確定していると却下。エリザベスの遺族は「やっぱり、アリッサは反省していない。サイコパスなのだから絶対に釈放すべきではない」と強い憤りをあらわした。
不満タラタラに刑務所の中にいるアリッサは現在、22歳。順調に行けば、53歳で仮釈放される予定である。
参考:「Murderpedia」、「International Business Times」、「The Daily Mail」、ほか
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