• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント1
関連キーワード:

坂井学

,

寄生性双生児

 エチオピアに暮らすワーキツ・デベベットさんは、一見するとどこにでもいる普通の17歳の少女だ。しかし、他の人とは決定的に違う彼女の秘密が服の下にある。なんと両脚の間から丸々とした手足が2本ずつ生えているのだ。この写真に、母胎内である程度生育してから生まれてくる馬などの出産シーンを連想するのは筆者だけではないだろう。そんなワーキツさんの4本の手足を除去する手術が無事に終わったことを2015年7月17日付の「wereblog」が報じていた――。

octboy.jpg
whatsonsanyaより。オクトボーイ

 この症例は医学的には寄生性双生児と呼ばれる。毎年約20万件発生していると言われ、度々世間にも紹介される。2010年に手術されオクトボーイ(直訳するとタコ少年)と呼ばれ話題になった、ネパールのリシャブ・ギムレ君も同じ症例で、手足を8本持っていた。しかし、彼が1歳の時に手足の除去手術をしたように普通は早急に手術される。

 この症例は、一卵性双生児の胎児が子宮内でうまく分離できないことが原因で生じると考えられていて、発育不全に陥った個体は主たる個体の体内に残り、生命を維持するため“寄生”という言葉通り、エネルギーを吸い続ける。そう、発育できなかった不完全体を速やかに除去しなければ、血液供給を奪われ続け、やがて死に至る危険な症例なのだ。

関連キーワード

コメント

1:匿名2018年9月22日 01:42 | 返信

バランスのいい、安心して読める記事だった。

病院へ連れて行けないまでも、両親が娘を育児放棄する事なく育てた事に安心した。
今の日本だって、目に見えない内臓の疾患でさえ虐待される場合があるから・・。
酷いと医師や看護師・保健室の先生が虐める事もあるんだよ。
現代の日本でも!!

早期に病院へ行けなかったのは残念だったけど
この子が親の真っ当な愛情を受けて育っていて本当に良かった。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。