【閲覧注意】17年間スカートの下に隠された秘密の姉妹

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 エチオピアに暮らすワーキツ・デベベットさんは、一見するとどこにでもいる普通の17歳の少女だ。しかし、他の人とは決定的に違う彼女の秘密が服の下にある。なんと両脚の間から丸々とした手足が2本ずつ生えているのだ。この写真に、母胎内である程度生育してから生まれてくる馬などの出産シーンを連想するのは筆者だけではないだろう。そんなワーキツさんの4本の手足を除去する手術が無事に終わったことを2015年7月17日付の「wereblog」が報じていた――。

 この症例は医学的には寄生性双生児と呼ばれる。毎年約20万件発生していると言われ、度々世間にも紹介される。2010年に手術されオクトボーイ(直訳するとタコ少年)と呼ばれ話題になった、ネパールのリシャブ・ギムレ君も同じ症例で、手足を8本持っていた。しかし、彼が1歳の時に手足の除去手術をしたように普通は早急に手術される。

 この症例は、一卵性双生児の胎児が子宮内でうまく分離できないことが原因で生じると考えられていて、発育不全に陥った個体は主たる個体の体内に残り、生命を維持するため“寄生”という言葉通り、エネルギーを吸い続ける。そう、発育できなかった不完全体を速やかに除去しなければ、血液供給を奪われ続け、やがて死に至る危険な症例なのだ。

■17年間股の下に隠された姉妹の存在、本人も知らず

 今回紹介されたワーキツさんは、脚の間からぶら下がる四肢の異様さとともに、17年という間、寄生性双生児と共存していた事実が世界に衝撃を与えた。寄生性双生児を持つ人として、最高齢者となったワーキツさんの手術が何故これほど遅れたのか、その経緯を見てみよう。

【閲覧注意】17年間スカートの下に隠された秘密の姉妹の画像1画像は「wereblog」より

 ワーキツさんが暮らすコミュニティーでは、女性は子供のうちから長いドレスを着なければならないとされている。それ故、彼女の脚の間からぶら下がった四肢はずっと長いスカートに隠されていた。そのために、彼女は自分の身体が他の人と違うことに気付かなかった

他の人の脚の間にも同じものがあるのだろうと…」さらに彼女の家は貧しく病院に行ったこともなかったそうだ。「ならば異変に気付いたはずの親がなぜ対処したなかったのだろうか」と考えてしまうが、おそらくこれも貧しさのため、両親は彼女の身体が人と違うことを教えることなく育てていた。


■体の異変に気がついたワーキツさん

【閲覧注意】17年間スカートの下に隠された秘密の姉妹の画像2画像は「wereblog」より

 しかしある日、他の女の子と一緒に服を着替えている時、その子の身体を見て初めて、自分の身体が普通ではないことを知ったという。彼女は手術の必要性を感じたが、貧しい彼女の家庭では手術費を捻出することができないでいたのだが、今回エリック・ゴッケン医師を中心とする外科の専門チームの助力を得て、手術が行われた。 

 8時間に及んだ手術によって、ワーキツさんの骨盤と17年一体化していた、頭や内臓器を持たない双子の姉妹は、無事ワーキツさんから切り離された。術後の経過もよく、ワーキツさんは将来を夢見て学校に通っているそうだ。エリック医師によれば、彼女は将来子供を出産することもできるという。

【閲覧注意】17年間スカートの下に隠された秘密の姉妹の画像3画像は「wereblog」より

 ワーキツさんが何事もなく生活できるようになって何よりだが、エリック医師は発展途上国でより顕著に見られるという、畸形や障害に対する差別に警鐘を鳴らす。こうした地域では医学的理由によって人と違う姿をしていることを恥とする文化が根強い。そうした障害を抱える子供は乱暴に扱われることが多く、その家族も社会的な地位を失うことがあるという。

 ワーキツさんの両親が普通の子として育てた事情の背後には、貧しさだけでなく、地域社会の閉鎖性があるのかもしれない。そして異質な存在を斥けがちだという点は、何も発展途上国だけでなく、我々の社会にも当てはまるということを忘れてはならないだろう。
(文=坂井学)

※参考「news.colgate.edu」「wereblog

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