「股間はチャンネル、セックスは発電」 19世紀アメリカに実在したセックス教団「オナイダ・コミュニティ」とは!?

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■教祖没後に教団は解体

 射精は男性の生命力を衰えさせ、妊娠出産は女性の心身に重い負荷をかけるとノイズは信じていた。そのため、男性のマスターベーションの禁止、どの女性がどの男性の子を産むかまで管理していたという。つまり規則上、管理外の妊娠はありえないことになる。

oneidacommunities3.JPGDaily Mail」の記事より

 とはいえ、1848年からの20年間で12人の想定外出産があったのも事実だ。また、コミュニティでは、むやみに子どもをつくらないために女性の体内で射精しないことが義務づけられ、「メイル・コンティネンス」と呼ばれていた。

 若い女性は年配の男性、若い男は閉経後の女性という組み合わせの下、性の手ほどきを受け、特定の相手とだけの性交渉や、特別な恋愛感情を持つことはご法度とされていた。つまり、フリーラブを掲げていながら、恋愛の自由はないという矛盾をはらみながら、コミュニティは機能していたのである。

 常に世間の好奇の目に晒され続けたコミュニティではあったが、残念ながらノイズ一代で終わってしまった。一族の子孫であるエレン・ウェイランド・スミス氏によれば、ノイズ没後の1886年、彼の息子の1人がコミュニティを引き継ぎ、銀食器メーカーとして改革し始めたころから人心が離れていったらしい。このメーカーとはアメリカの老舗「オナイダ」社のことで、2006年に閉鎖されるまでごく一般の企業として営業活動をしていたというから驚きだ。

oneidacommunities4.JPGHere & Now」の記事より

 なお、コミュニティが生活していた「オナイダ・コミュニティ・マンション」は現在、アメリカの国定歴史建造物に指定されている。往時を偲ばせる3万個以上のアイテムが展示され、その建物の荘厳さは一見の価値があるといえよう。
(文=佐藤Kay)


参考:「Daily Mail」、「Here & Now」、ほか

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