【閲覧注意】バケツの中の人生 ― 生後6カ月から顔しか成長しなかった女=ナイジェリア

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 世界にはさまざまな珍しい病気があり、それを抱え苦しみながら生きる人々が存在する。そしてそれらの人々の多くは、医学が進んでいない国に住む非常に貧しい人々である。今回、ご紹介する珍しい病気に苦しむナイジェリアの女性ラーマ・ハルナさん(19歳)も適切な治療を受けられずに、プラスチックのおけの中で人生を過ごしている。


■生後6カ月の時に突然成長が止まる

【閲覧注意】バケツの中の人生 ― 生後6カ月から顔しか成長しなかった女=ナイジェリアの画像1プラスチックのおけで日々を過ごすラーマさん 「NollyGrio」の記事より

 ラーマさんはナイジェリア北部のカノ州で生まれた。彼女は手足も胴体も乳児の頃から発育していない。唯一、年齢相当に発育したのは頭と顔だけである。生まれた時は健康な赤ん坊だったが、生後6カ月を境に突然成長が止まってしまったらしい。

 母親のファデイさんはこうインタビューに答えた。「ラーマは生後半年までは順調に育ち、お座りもできるようになりました。でも赤ん坊が次にする『ハイハイ』はまったくできませんでした」。そしてその後、発熱や腹痛、手足の痛みを訴え出し、彼女の身体と手足は生後半年で成長を止めた。

【閲覧注意】バケツの中の人生 ― 生後6カ月から顔しか成長しなかった女=ナイジェリアの画像2Daily Mail」の記事より

 ラーマさんの生活は辛いものであるが、幸いなことに優しい家族に囲まれている。家族はラーマさんの生活が少しでも良くなるよう全力を傾ける日々で、彼女をプラスチックのおけに入れて村中を移動させたりもしている。ラーマさんは、「家族は私をたくさん助けてくれ、また私が必要とする物を何でも与えてくれます」と感謝の気持ちを語る。

 ラーマさんは、10歳になる弟・ファハド君と特に親しく、彼は姉を敬愛している。ファハド君は、「ぼくはお姉さんをいろいろと助けているよ。お姉さんをお風呂に入れたり、外に毎日連れ出すのが日課だ」と言う。そしてラーマさんは親戚を訪ねておしゃべりをしている時は幸せそうなので、連れていくのが楽しいとも話す。

【閲覧注意】バケツの中の人生 ― 生後6カ月から顔しか成長しなかった女=ナイジェリアの画像3Daily Mail」の記事より

 家族はラーマさんの病気の原因を知ろうとさまざまな努力をしたが、病名はいまだに不明だ。ラーマさんの父親のハッサニさんは、娘の病気を治す治療法を15年間探してきたという。ハッサニさんは畑や市場で働き、なおかつ娘の治療のためにもっとお金を稼ぐ方法をいつも探している。ハッサニさんは「私は自分の持ち物をほとんど売り飛ばしました。現在までに100万ナイラ(約34万円)以上を娘の病気のために費やしました」と語る。


■地元紙に写真が掲載され、援助が届きはじめる

 今まで会った医師はラーマの病気に困惑し、イスラム教神話の超自然的存在「ジン」の呪いとまで言う者もいた。彼女の家族は、日々痛みに苦しんでいるラーマさんを助けられる専門医や慈善団体が、ラーマさんの病気に注目してくれることを願っている。

 そんなある日のこと、母親のファディさんによると、ラーマさんを連れて地元のスーパーマーケットに行った時に出会った人がラーマさんに車椅子を買ってくれ、またラーマさんの写真を撮って地元の新聞に送付したのだ。その写真が新聞に載ってからは、いろんな人から援助が届きはじめたと話す。

【閲覧注意】バケツの中の人生 ― 生後6カ月から顔しか成長しなかった女=ナイジェリアの画像4家の前で写真を撮るラーマさんと家族たち 「Daily Mail」の記事より

 両親はラーマさんは不自由な身体にもかかわらず、明るくて賢い娘だという。そしてラーマさんの夢は、自分の店を開くことらしい。ラーマさんはこう言った。

「私はすべてのことを神に感謝しています」

 ラーマさんは生後半年から身体が成長しなくなったが、聡明で心が強い人物だ。今回、彼女の苦境が海外に報道されたことで専門医の治療が受けられ、ゆくゆくは自分の店を開いてくれることを期待せずにはいられない。
(文=三橋ココ)

参考:「Daily Mail」、「NollyGrio」、ほか

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