麻薬界の女帝・ヘロインの本当にヤバすぎる快楽
麻薬界の女帝・ヘロインの本当にヤバすぎる快楽とは? 止められない理由と脳内作用を徹底解説!
【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳 第9回、ヘロイン/後編】

●前編は「身近にあるヘロイン」
一度使ったらもう離さない。最強の依存性麻薬ヘロイン。薬物界の女帝ヘロイン。
あまりに「麻薬」として有名なヘロインですが、実際のメカニズムや実は類似薬が存在する話など、その実態と裏側のエピソードは、悪名に覆い隠されて見えづらくなっています。
それでは、“女帝の秘密のベールの内側”を少し覗いてみましょう。
●ヘロインとほかの麻薬との決定的な違い

人はかくも快楽に弱い。それは覚醒剤の紹介でも書きましたが、人は自らの脳が生み出す「快楽」のために生きています。そして、その快楽のためならなんでもする。それが人間です。
オピオイド麻薬(ヘロイン)のもたらす快感は、麻薬の中でも最強と言われています。なぜなら他の麻薬は、麻薬を使った上で、セックスをしたり、映画を見たり、遊園地に行ったりと、快楽を補助する薬物として使われがちなのに対して、ヘロイン中毒者はアヘ顔どころか無表情で床に転がっているだけ。決して快楽の補助としての薬物ではないというところが他の薬物との顕著な違いです。
この「床に転がってるだけ」というは、映画や歴史ドラマなどで、“阿片窟で廃人達がゴロゴロしているシーン”そのものだと思っていいでしょう。では、彼らの脳内では一体何が起こっているのでしょうか?
●ヘロインを知る上で重要な「オピオイド」
ヘロインやモルヒネをはじめとするオピオイド系の薬物は、脳内のオピオイド受容体という、名前そのままの受容体に作用することが知られています。
もう少し正直に説明すると、ケシ由来、阿片由来の麻薬性オピオイドを「オピエート」と呼び、「オピオイド」は、そこから合成された化合物や、脳内麻薬であるエンケファリンなど(のちほど説明)、天然オピエートを模して合成されたものを全部ひっくるめての総称です。
まとめると、「天然由来はオピエート」「オピオイド受容体にくっつくものはひっくるめてオピオイド」と呼んでいるという豆知識を知っておくといいかもしれません。
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