奇習! 全裸で拘束されて晒される不貞の男女―おぞましき裸刑の実態

「一応、本人たちから話を聞いて、事実があったと確認できるとね、集落の人全員が見ている前で、裸にひん剥かれましてね。その場で両手足を縛りあげられて、しばらく集落の入り口にある大きな物干し台みたいな磔用の場所に、全身を拘束されたままで晒されるんです。それを最低でも1週間は続ける。(磔刑の期間は)罪の重さで決まるんです。けど、その間、水しか与えられなくてね、なかなか苦しそうでしたよ。捕らえられてしばらくは糞尿も垂れ流しだから、虫も寄ってきますしね、あれはむごい仕打ちです」
通常、この手の刑罰というのは、当然、その「罪」を犯した側の人間、すなわち、加害者側だけに課せられるものである。しかし、この集落においてはなぜか「そうした事態を招いた罪」という概念が存在していた。それにより、被害者側もまた、あまりに理不尽な目に遭うことが通例化していたというから驚くばかりだ。
「不義密通の類ならば双方同罪というのもわかるんですけどもね、たとえば助平な男に風呂や着替えを覗かれたりしたとするでしょう? そうすると、覗かれた側の女も罪があるということになっちゃうんです。今思い返してみると酷い話ですよ…」
当時を思い返してなんとも言えない表情を浮かべる山木さん。これだけ近代化された社会においては、さすがにこのような私刑制度が存在していることは考えにくい。だが、少なくともこうした行為が当たり前のように行われていた時代から、まだ100年も経っていないことを思うと、現代の世に暮らす我々にとっては、なんとも不思議な想いを、感ぜずにはいられない。
(取材・文=戸叶和男)
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