『24時間テレビ』には募金ノルマがある?上層部の意向がお粗末すぎて…

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『24時間テレビ』には募金ノルマがある?上層部の意向がお粗末すぎて…の画像1※イメージ画像:『24時間テレビ 愛は地球を救う』公式サイトより

 8月27日から28日まで放送予定の『24時間テレビ39・愛は地球を救う』(日本テレビ系)。今年は「愛~これが私の生きる道~」をテーマに、NEWSのメンバーがメインパーソナリティを務め、チャリティーマラソンランナーには林家たい平が抜擢された。

 同番組は毎年、必ず賛否両論の声が挙がる。それを受けて、実は内部では変革を求める意見も上がっていると聞き、関係者に取材を行った。

「そもそもの話になりますが、『24時間テレビ』には毎年数億円の募金ノルマがあるんです。これが理由で『24時間テレビ』をやめることができないんです」(番組関係者)

 善意の募金にノルマがあるとは驚きだが、そこには事情もあるという。

「たとえば、体が不自由な方のために贈呈される車椅子ごと乗れる福祉車両の維持費、細かなところでは、新車購入や数十年前の古い車両の廃車手続きなど、サービスを継続的に提供するためにはお金が必要です。そのような方々が少しでも暮らしやすくなるための設備投資などの諸々の費用に募金を充てようと期待している団体があり、そちらからの要望でもあるんです」(同)

 こうした事情があって、ノルマが存在しているらしい。

「福祉を充実させるためにはお金が必要ですが、現状足りていないのも公然の事実です。だから、ノルマが良いか悪いかは別にして、さまざまな団体がお金を求めてくるのは間違っていないとは思います。でも、だからこそ、変革をしようという声も挙がっているんです」(同)

 変革とはどのようなものなのか。

「これまでの『24時間テレビ』のようにきれいごとを並べるのではなく、もっと現実的な情報を世の中にアピールし、『困っているので1億円が必要なんです』と具体的な事象や金額も交えて伝え、その上で募金を集める手法に切り替えるべきだという意見が出てきているんです。変に美談にせず、現実をありのまま伝えることができれば、お金も集まる上に障害者への理解も深まりますからね。また、番組がバッシングを浴びることもないでしょう」(同)

 たしかに、せっかく募金を集めても偽善やヤラセといわれるよりは、よほど意義のある番組になるような気がする。しかし、そこには壁があるという。

「テレビ局の上層部が断固反対しているんです。上層部は『視聴者は番組の中身に感動して募金してくれている』と真顔で言い放ち、世間からバッシングされていることには見向きもしません。そのため、現状のまま美談や感動の押し付けを行っていけばいいと考えています。しかし、このまま番組を続けても批判の声が大きくなるだけです。実際に募金も少なくなっていますので、このままでは誰の得にもならないのですが、そんな現場の声は無視されている状況です」(同)

 上層部の人間たちは美談や感動を押し付け、善行をしているという自分たちに酔いしれたいだけではないのだろうか。本当に助けが必要な人たちのことを考えるならば、まずは番組が嫌われない方法を考えようと意見する若手のほうが、筋が通っている気もしてしまう。
(文=吉沢ひかる)

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