深宇宙から届いた“強い信号”の正体とは!? 天文学者も困惑「地球外文明『タイプ2』が発したメッセージの可能性」

HD164595_2.jpg電波望遠鏡RATAN-600 画像は「Wikipedia」より引用

 ついに全人類が待ち続けた瞬間がやって来たのかもしれない。地球外生命の存在を探し求めて宇宙を観測し続けてきたロシアの電波望遠鏡が、正体不明の「強い信号」を検知していたことが判明し、世界の天文学者たちの間に衝撃が走っている。


■地球外文明「タイプ2」が発した“強い信号”

 今月27日、「強い信号」検知の第一報を伝えたのは、宇宙探査に関する最新動向を伝える学術情報サイト「ケンタウリ・ドリームス(Centauri Dreams)」だ。運営者のポール・ギルスター氏が入手した情報によると、ロシア南部ゼレンチュクスカヤの電波望遠鏡「RATAN-600」が問題の信号を検知したのは、去年5月15日のことだったという。

 今回の信号は、地球から約95光年離れた恒星「HD164595」の方向(ヘラクレス座付近)から届いたとされ、観測時のデータも公開されている。なお、HD164595は太陽よりも100万年若く、その温度は太陽よりも12ケルビン熱い。少なくとも1つの惑星を持つことが確認されているが、ほかにも地球と似た環境の惑星がある可能性が囁かれている。

HD164595.jpg観測データ 画像は「Centauri Dreams」より引用

 RATAN-600の研究チームは、強い信号について、ロシア人天文学者のニコライ・カルダシェフが提唱した“地球外文明の進歩度”を表す基準と照らしあわせた考察も加えている。それによると、信号が等方性ビーコンによって太陽系に焦点を合わせて発信されている場合、人類を凌駕する「タイプ2」の文明による仕業だと考えられるという。ちなみに、タイプ1は「惑星規模のエネルギーを扱うことができる」文明、タイプ2は「恒星規模のエネルギーを扱うことができる」文明、そしてタイプ3は「銀河規模のエネルギーを扱うことができる」文明と定義される。現在の地球文明は、まだタイプ1にさえ含まれないことになる。


■SETIも調査を約束!

 研究チームは、現段階において発信元とその意味を特定することは困難としながらも、「特筆すべき事態であり、今後も常時監視する必要がある」と判断。すでに国際的な地球外生命体の探査プロジェクト「SETI」に携わる科学者たちにも報告し、さらなる研究を呼びかけているという。海外メディア「GeekWire」のインタビューを受けたSETIの中心人物、天文学者のセス・ショスタク氏は、「今回の発見が、公表までになぜ1年以上の時間を要したのか理解に苦しむ」としながらも、次のように答えている。

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ