ノストラダムスの予言「アンゴルモアの大王」とは結局何だったのか? 意外すぎる正体がついに判明!?

ノストラダムスの予言「アンゴルモアの大王」とは結局何だったのか? 意外すぎる正体がついに判明!?の画像1イメージ画像:「Thinkstock」より

 世界一有名な予言者と称しても差し支えないのが16世紀フランスのノストラダムスだが、その彼のもっとも有名な予言といえば、やはり次の4行詩ではないだろうか。


  1999年、7か月、
  空から恐怖の大王が来るだろう、
  アングーモワの大王を蘇らせるために。
  その前後、マルスは幸運によって統治するだろう。

  (百詩篇集 第10巻72番 山津寿丸氏訳)

ノストラダムスの予言「アンゴルモアの大王」とは結局何だったのか? 意外すぎる正体がついに判明!?の画像2ノストラダムス 画像は「Wikipedia」より引用

 この予言のおかげで、「1999年に人類が滅亡してしまうのではないか」などと無意味に恐怖した人も少なくなかった。とりわけ「恐怖の大王」と「アングーモワの大王」なる存在が不気味に感じられ、昭和の世代はさまざまな憶測をめぐらせたものである。

 ちなみに、フランス語に詳しい山津氏の訳では、より原文に近く「アングーモワ」となっているが、日本ではノストラダムス・ブームを起こした作家の五島勉氏の影響もあり、「アンゴルモア」のほうが一般に馴染みがある。この“アンゴルモア”の正体については諸説が噴出した。たとえば、ある研究者は「初めて原爆が試験されたアラモゴルドのことを指しているのではないか」という説を唱えた。つまり、この予言は核兵器で人類が滅亡することを暗示しているというわけだ。また、別の研究者は「これはモンゴルのことを示唆しているに違いない」と訴えた。かつてのモンゴル帝国の位置にあるのは、ロシア(冷戦時代はソ連)なので、これは同国を暗示しているという推理だ。

 まさに百家争鳴だが、米ソ全面核戦争の危機が囁かれていた冷戦当時の時代背景を考えると、多くの人々がこれらの説に信憑性を感じたのも無理はない。では、この「アングーモワ」なる名称は、実際には何を意味しているのだろうか。

ノストラダムスの予言「アンゴルモアの大王」とは結局何だったのか? 意外すぎる正体がついに判明!?の画像3アングレーム 画像は「Wikipedia」より引用

 実は、これはただの地名なのである。前述の研究者・山津寿丸氏によると、フランス南西地方にあるシャラント県の県庁所在地としてアングレームという都市があり、その周辺の地方名が、まさにアングーモワなのだという。そして、旧制度下のアングーモワ州とシャラント県の範囲はおおむね一致するそうだ。そしてフランス史上、このアングレーム領の出身で、ノストラダムスと同時代人であり、かつ「大王」と称された人物がいる。

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