「バルバドスの動く棺桶」は読んだら眠れなくなるほど恐い話

関連キーワード:

,

,

,

,

,

,

「バルバドスの動く棺桶」は読んだら眠れなくなるほど恐い話の画像7イメージ画像:「Thinkstock」より

■何かがおかしい! 現地調査へ

 ただ、この一連のストーリーについて、筆者はいくつか疑問を持っていた。

 まずこの話では、棺が納められるたびに入口がコンクリートで塗り固められたとされている。しかし、個人の墓と違い、特定の一族の遺体を収める納骨所であれば、棺が何度も中に納められることが前提となる。そうだとすれば、納骨のたびに入口をコンクリートで固め、次回納骨の際にそれをはがし、さらに遺体の安置後またコンクリートで固めるというのは非常に不経済ではないだろうか。普通の納骨所であれば、通常は1枚の石板で出入り口を塞ぎ、納骨のたびにその石板をずらすのが常である。

 さらに、当時黒人奴隷を虐待していたのはトマス・チェイスだけではない。サトウキビ農場の経営は大量の労働力を必要とするもので、当時の農場経営者のほとんどはこうした黒人の搾取の上に贅沢な生活を送っていた。実際イギリスの俳優ベネディクト・カンバーバッチの祖先も、18世紀にはそうした農場主の1人としてバルバドスに君臨していた。その農場主の娘が、黒人奴隷の扱いに抗議して絶食するというのも、あまり考えられることではないだろう。

 また、総督が封印を持ち出して納骨所の入り口に押印したという部分も気になる。通常この種の封印は、非常に大切に扱われ、総督本人といえども安易に外に持ち出すことはできないものだ。

 そこで今回、これらの疑問を確かめる意味もあり、筆者は事件の現場となったチェイス家納骨所を実際に訪れることにしたのだ。現場で目にした真実については、後編でお届けしよう。


羽仁礼(はに・れい)
一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員

羽仁礼の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

フォトショ以前のコラージュ写真と戦前の犯罪現場写真集! 驚異の陳列室「書肆ゲンシシャ」が所蔵する奇妙な本

フォトショ以前のコラージュ写真と戦前の犯罪現場写真集! 驚異の陳列室「書肆ゲンシシャ」が所蔵する奇妙な本

――【連載】驚異の陳列室「書肆ゲンシシャ」が所蔵する想像を超えたコレクションを徹...

2022.11.17 17:00歴史・民俗学
「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆“ツァーリ・ボンバ”級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)

「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆“ツァーリ・ボンバ”級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@Jame...

2022.10.25 20:00第三次世界大戦
ロシア軍敗北は演出、クリミア橋爆破は「核兵器使用のため」だった! プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ(ジェームズ斉藤)

ロシア軍敗北は演出、クリミア橋爆破は「核兵器使用のため」だった! プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ(ジェームズ斉藤)

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@Ja...

2022.10.24 20:00第三次世界大戦
円安は来年3月に終わるはずだった…「1ドル=200円超」岸田政権の売国級判断で貧困加速へ! ジェームズ斉藤

円安は来年3月に終わるはずだった…「1ドル=200円超」岸田政権の売国級判断で貧困加速へ! ジェームズ斉藤

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@Jame...

2022.10.20 20:00陰謀論・政治
年末に向けて心身を整える波動商品3選! 人工知能にも勝てる美容クリーム、金運が上昇する念写写真、低周波が効く波動鉱石

年末に向けて心身を整える波動商品3選! 人工知能にも勝てる美容クリーム、金運が上昇する念写写真、低周波が効く波動鉱石

 不思議ジャーナリストの広瀬学氏は、科学では解明できないこの世の不思議を探求...

2022.11.18 14:00スピリチュアル

「バルバドスの動く棺桶」は読んだら眠れなくなるほど恐い話のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

人気記事ランキング更新

トカナ TOCANA公式チャンネル