奇習! 少年たちの“包皮”を天日干し、繋ぎ合わせて装飾品に… 花嫁に持たせた「特殊な婚礼品」と究極の男根信仰=奈良県

奇習! 少年たちの包皮を天日干し、繋ぎ合わせて装飾品に… 花嫁に持たせた「特殊な婚礼品」と究極の男根信仰=奈良県の画像2イメージ画像:「Thinkstock」より

 小野澤さんの話によると、その集落で毎年のように切り落とされた少年たちの包皮は、“神聖な力が宿る”とされていた沢の水で清められたあとで天日に干され、完全に乾燥した状態となると、小さな木製の入れ物に集められたという。そして、それらが数年越しである程度、たまってくると、「川べりに住んでいた」(小野澤さん)という皮革加工職人たちに手渡され、彼らの手によって、今で言うところのネックレスやブレスレットなどの装飾品へと加工される。そして、完成したそうしたアイテムは、厳重に保管され、その集落から外の地域へと嫁に出る新婦に、婚礼の祝いに持たされることとなったそうだ。


「うちの一番上の姉さんなんかは、東北の方へと嫁いだんですが、そのときは大層立派なね、皮の首輪をね、もたせたものです。姉さんが亡くなった後は、どうなってしまったかはわかりませんけどね」


 一般に、贈り物というものは、必ずしも相手に喜ばれるものであるとは限らないが、その希少性からなのか、この「包皮アクセサリー」は、花嫁たちに大変喜ばれていたという。小野澤さんの知る限り、もうこのような習慣はなくなってしまったというが、彼女たちに手渡される形で全国各地へと四散していったこの村の包皮たちが、21世紀に入って久しい今、一体どのようになってしまったのか、なんとも気になるところである。

(取材・文=戸叶和男)


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