妄想・錯乱・フラッシュバック…! 大麻(マリファナ)が酒・タバコよりも危険な理由を理系が解説

【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳】
第14回 大麻/中編

【前編(大麻の歴史と認識)はコチラ

 なにかと議論の的になる「大麻」――。その成分と効果のメカニズムについて、まずは「ドラッグとしての大麻」の側面をみていきましょう。


■ドラッグとしての大麻のすべて

 ドラッグとしての大麻には、まずは「乾燥大麻」と呼ばれる大麻草をそのまま乾燥させたもの、そして精神作用の強い成分が凝縮された「大麻樹脂」というものが用いられます。

妄想・錯乱・フラッシュバック…! 大麻(マリファナ)が酒・タバコよりも危険な理由を理系が解説の画像1左/乾燥大麻。右/大麻樹脂

 それらは、多くの品種から作られますが、大別すると「カンナビス・インディカ」と「カンナビス・サティバ」の2大品種に分類でき、中の成分配合がガラっと違うため、効果も変わります。あくまで品種なので種としては1種の「クワ科 アサ(Cannabis sativa カンナビス サティバ)」で、インディカは亜種名としてsubspでCannabis. sativa subsp. indica(インディカ)になります。


●大麻の品種


 紛らわしいのでとりあえずこの先はインディカ種とサティバ種とします。

・形態

妄想・錯乱・フラッシュバック…! 大麻(マリファナ)が酒・タバコよりも危険な理由を理系が解説の画像2サティバ「Wikipedia」より

 インディカ種は多くの人が知っている大麻らしいシルエットの葉の大麻草で、サティバ種は細い葉にまばらなサイズの葉が付く形態をしています。

・栽培地域

 インディカは、その名の通りインドで広く栽培されており、もともとはパキスタン~アフガニスタンで栽培されていたと言われています。現在は、アフリカや南米など、ほかの高温多湿な地域でも栽培されている品種です。対して、サティバは中米の比較的乾燥した地域に生えていたものが起源とされています。

・吸い方

妄想・錯乱・フラッシュバック…! 大麻(マリファナ)が酒・タバコよりも危険な理由を理系が解説の画像3インディカ

 インディカは、そのまま乾燥させた葉を吸うことが多いのに対して、サティバは水パイプでの喫煙が好まれます(あくまで一般論ですが)。

・効果

 ドラッグとしての効果ですが、インディカは眠気を伴いリラックスさせるなどダウナー系の効果が強く、サティバ種は時間感覚の喪失や知覚の変化(美しくモノが見えたり、記憶の混乱)などサイケデリックドラッグとしての効果が高い傾向があります。


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