ググっても出ない「大麻」の真実! 理系が冷静に教える「マリファナの歴史・化学作用・メリット」とは?

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■大麻と世界的な流れのおさらい

大麻草。マリファナ、ガンジャ、クサ、ハッパ、グラス。英語でも、pot,weed,roll,budなどなど、スラング辞典を引っ張り出すと数ページに渡って続きます。

・紀元前/人類は大麻を健康的に利用していた

 人類との付き合いは極めて長く、古くは紀元前エジプト文明で、その精神作用から鎮痛剤などとして使われていたほか、繊維や食料品として、タバコと同様に長い歴史をのある農作物です。
 
・19世紀/大麻が麻薬的に扱われ始める

 現在のような“麻薬的”なカテゴリーで扱われ始めたのは、1840年代あたり。ヨーロッパ人がアジア圏で栽培されている大麻草を喫煙する文化を輸入してからです。当時、ヨーロッパで栽培されていた大麻草は精神作用を起こす成分が少なく、さらに寒冷地での栽培とあって精神作用を起こす成分が増えにくいために(故に、大麻草の密造部屋などは高温多湿環境)その効果は知られていませんでした。ですが、暖かいアジア圏の大麻草を手に入れたことで、その精神作用に気づきます。

・20世紀/大麻規制へ

 そして時代は、一気に大麻草をドラッグとして指定する流れに変化します。

・20世紀~近年/大麻の規制緩和へ

 そしてオランダをはじめ、ポルトガルやベルギー、スペインなどで所持や使用の非犯罪化が行われ、近年は、アメリカの大半の州で軽犯罪化、一部の州では合法化が進んでいます。


●規制緩和されつつあるからといって安全というはけではない?

 とはいえ、順調に進んでいるというよりは、一進一退な感じです。

 多くの麻薬が横行するアメリカでは、大麻ごときで刑務所に送っていると埒があかないので事実上野放しなのですが、それでも法的には合法化が順調のように見えて、実はそうでもありません。例えば、2010年のカルフォルニア州住民投票では僅差ですが否決されています。

 事実上全面合法のオランダも、安全だから合法にしているわけではありません。規制強化すると他の麻薬が台頭してくるので、それを防ぐ意味合いのほうが強く、言わばタバコやアルコール程度の危険性は承知の上で許容しているということです。つまり、“絶対安全なモノではない”……ということなのです。しかも、大麻を合法にすることで諸外国からソレっぽい人たちが押し寄せるので、結局治安は悪化しやすくなるという報告もあり、やはり規制をすべきではないかという動きもあります。

 つまり、大半の国が大麻ごときに構ってられない諦めから、交通違反程度の罰金刑扱いにして実上容認という形をとっているだけで、完全に合法なのは世界的にもまだ一部。多くの場合は“黙認”状態なので、海外でたしなむ場合もよく調べて気をつけるべきなのです。

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