ググっても出ない「大麻」の真実! 理系が冷静に教える「マリファナの歴史・化学作用・メリット」とは?

■医療用大麻は?

 ただし医療用大麻は、フランスやスイス、ドイツ、オーストラリアなどの国、合法化が否決されたカルフォルニア州をはじめアメリカの多くの州認められており、痛み止めから鎮痙剤、化学療法の吐き気抑制などの用途で使われています。しかし州法では合法でも連邦法では違法の大麻を連邦法によって医師免許を出されている医師が処方する例は極めて希です。医療用には、マリノールなどの大麻成分を製剤化したものが使われ、そうした薬剤が一定の効果と指示を集めているのは事実です。

 そうした広義では医療用での使用は広くアメリカで合法で、事実上の非犯罪化、そこから全面的に合法化されていく州が増えていくのは時間の問題かもしれません。
 
 また後編で解説しますが、大麻の主要成分は研究が進んでいるが故に、分子構造を変えることで精神作用を少なく副作用の少ない疼痛治療他、多くの薬にもなり得るので、法的に規制しまくるとそうした流れが生まれたときに、遅れをとることになります。というかすでになっています。そういう意味では人間と付き合いの長い植物でもあり、対処法も毒性も研究が進んでいるというのは貴重な存在と言えます。

 さて、ここまで軽く世界の流れと大麻について簡単にまとめましたが、中編は、その大麻の成分は一体どんなもので、どういう効果があって人を惹きつけるのか、毒性について諸々まとめていきましょう。
(文=くられ/中編はコチラより)

●くられ

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 添加物を駆使した食欲の失せるカラフルな料理やら、露悪的で馬鹿げた実験を紹介していく、「アリエナイ理科ノ教科書」の著者、サイエンスライター。公演やテレビ出演なども多数。無料のメールマガジンも配信している。ひっそり大学で先生をしてたりもする。WEBや雑誌での薬と毒関連の連載をまとめた新刊『悪魔が教える 願いが叶う毒と薬』(三才ブックス)が好評発売中。

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【これまでの猛毒一覧】

・ 青酸カリ「前編」「後編
・ リシン「前編」「後編
・ クロロホルム「前編」「後編
・ 一酸化炭素「前編」「後編
・ 覚せい剤「前編」「中編」「後編
・ トリカブト「前編」「後編
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・ ドクウツギ「前編」「後編
・ ヘロイン「前編」「後編
・ フグ毒「前編」「後編
毒キノコ
・テタヌストキシン「前編」「後編

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